2017-09-23

沖縄に秋の訪れ?


台風18号が去ったと思ったら、急に気温がガクンと下がり日中の暑さがかなり和らいでいます。一気に爽やかで秋めいた感じになり、ちょっと驚きました。

まるで台風が秋を連れてきたようです。

普通台風というと暑さを連れてやってくる印象ですので、台風シーズンの長い沖縄ではこんなこともあるのかと、新たな発見です。

ま、最近の気象は従来とはかなり異なってきているので、これもその一端なのかもしれませんけれど・・・。

沖縄では6月の梅雨明けとともに、眩しい真夏がやってきます。で、一応夏シーズンと呼べるのが10月末くらいまで続きます。ただ、9月に入るとほんの少しずつ密やかに秋が入り込んでくる、というのが普通です。

最高気温30度以上は「真夏日」、という定義だそうですが、確か9月13日の台風到来まで沖縄では85日真夏日が続いた、というニュースが流れていたような記憶があります。つまり梅雨明け以降の沖縄は3ヶ月近く30度以上の最高気温を維持していた、ということですが、私の感覚では最低気温でも27度〜28度以上の日が多かったように思います。(記録によると、2017年7月、8月、那覇の最高気温は7月に35度以上が2日、34度以上が8日、8月は35度越えはなく、34度以上が6日、となっており、意外にも7月の方がやや暑かったようです。)ニュースになっていた、ということは、例年はここまで長く真夏日が続かないのかも(過去の最長は77日間だったそうです)、ですが、、最高気温が25度以上あればまだ「夏日」ではあり、実際、海水浴シーズンも沖縄では10月末までですから、6月の梅雨明けから10月末までが「夏シーズン」というのは間違ってはいないのでしょう。

ですので、台風とともにやってきたこの「秋めき」も多分あまり長続きはせず、今しばらくは暑さの蒸し返される日が結構な頻度でやってくるかも、と予想しています。

台風も今回の18号が最後とは思えませんし・・・。ただ、18号のかき混ぜ効果で低下した海水温のおかげで次回以降の台風がさほど発達しないよう期待はしたいですが。

18号の直撃を免れたせいで、秋分の日を迎えても花々はまだまだ旺盛に咲き誇っていますし、庭の野菜たちも元気です。

そして様々な鳥のさえずりも盛ん(我が家の向かいに草むらが広がっているのですが、そこは野鳥たちの格好のすみかとなっているようで、お馴染みのシロガシラやイソヒヨドリに加え、ウグイス、メジロ、キジバト、スズメ、トビ他、早朝から夕方まで色々な声が入り混じり、たいそう賑やかで楽しそう)で、強い日差しと適度な雨(スコール)の恵みを受け、心地よく、耳で聴いているだけでも、沢山の命がキラキラ輝いているような感じです。

本格的秋の風情を楽しめるのはしばし先になりそうな沖縄ですが、生き生きした生き物の息吹を、こうして身近で味わえるだけでも随分心癒されます。

仕事柄、心や体の少し参っている方々と接することの多い日常なのですが、患者さんたちも、そして私自身も、いつのまにか彼らから力強いエネルギーを分けてもらっているように思うこともしょっちゅうです。ありがたい限りですね。

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