2016-11-20

緑のカーテンから赤紫の果実

11月中旬にちょっと季節外れ?な話ですが、「自家製パッションフルーツ、ついに収穫!」です。


整体院の横の窓を覆う日よけとして大いに役立ってくれている緑のカーテン、パッションフルーツですが、10月の台風前に沢山花を咲かせ、実をつけ始めました。残念な事に台風の影響(直撃はしなかったものの、そこそこ強風は吹き荒れました)でその多くは落下してしまったのですが、それでも残った果実がとうとう熟し、食べごろを迎えました。


そもそもパッションフルーツの旬は5月から7月。なので、8月に入り、「うちのは今年はもう実をつけないだろう」、と諦めていたところ、知り合いの方から、「9月に枝を剪定すると秋にも花を付けますよ」、と教えて頂き、それでは「駄目もとでトライしてみよう」、と、9月に剪定したところ、言われたとおり9月の後半には再び花が付き始めました。そして急いで人工授粉を試みたのが幸いしたのか、すぐに結構沢山の実を付けてくれたのです。


10月初旬の果実は写真のような緑の玉。受粉が成功したものは花が終わるとすぐにこのような大きな緑の玉になりました。この時の直径は既に、熟れた果実の8割程度はあったでしょうか?結実後の成長は驚く程早かったのですが、その後はゆっくり熟すようです。台風で落ちてしまったこの若い果実を試しに割ってみると、未熟な種らしきものがうっすら見えましたが、ナスやウリのような白い部分がほとんど。「野菜として食べられるかしら?」という考えもチラリと浮かびましたが、重さもないので、やはり食べる勇気は出ず、菜園の肥やしになってもらいました。

落ちずに残っていた果実達、11月に入りそろそろ熟すかも、と楽しみにしていたのですが、1週間ほど前にはまだ一部の実が赤くなった程度だったものが、昨日覗いてみるとすでに落ちている実もあり、慌てて全て収穫、です。

落下していた実も味見してみましたが、とても美味しく頂けました。
数は多くないですが、旬のものにひけをとらない、濃厚な酸味と爽やかな甘み一杯の自家製パッションフルーツをこれから暫く楽しめると思うと、なんだか嬉しいですね。

パッションフルーツの原産地はアメリカ大陸の亜熱帯地域だそうですので、ここ亜熱帯沖縄もパッションフルーツの育成には適しているはず・・・。来年には春から夏の時期にも収穫できるよう、挑戦してみようと思っています。

2016-11-16

沖縄南部、秋のスーパームーン

以前にもこのブログに書いたような気がしますが、一昨年でしたか、私の住むこの沖縄南部で初めて観たスーパームーンの大きさには本当に度肝を抜かれました。


素人写真でそれを表すのはなかなか難しいので言葉での表現になってしまいますが、食べ物に例えると、例えば通常の月があめ玉位とすると、スーパームーンはまるでお煎餅くらいの大きさに見えた、ということで、初めて目にした時は本当に口が開きました。

周りに高い建物も無く、夕方という時間帯に、少し離れた丘の上から眺める「海に昇る月」、という幾つかの条件が重なってのことだろうとは思いますが、それが水平線を離れかなり高い位置に昇って、暗い夜空に白く明るい光を放つようになってもなお、かなりの大きさを維持しているかのように見えたのが、更なる驚きでした。

月のようなものの大きさも、観る角度や空気の状態、見る側の心理や錯覚等、様々な影響を多分に受け易いのは経験上分っているつもりですが、実際のところ、スーパームーンとは、

「地球にもっとも近づいた状況で満月あるいは新月になった月の姿、あるいはその現象。見かけの大きさが平均より大きく見える。地球から月までの距離は、約36万3000キロメートルから約40万5000キロメートルの間で変動する。月が地球にもっとも近づいたころに満月になると、満月の見かけの大きさがもっとも遠い位置にあるときに比べて約14%大きく見え、約30%明るくなる。(日本大百科全書)」

ということなのだそうです。

うーん、最大でも14%程度大きく見えるだけなんですね?・・・。私の印象よりも実際は小さめだったのかもしれせん。でも14%程度なら、あれ程には驚かなかったように思うのですが・・・。

今夜もスーパームーンとなる、ということでしたので、楽しみにしていたのですが、今日の月は昇る位置も以前とは異なり、海ではなく南東に広がる糸数の丘の上から、でした。で、以前の時と季節も異なっていたようで、そのせいでもあるのか、このスーパームーンは「若干大きく見えるかも」、程度で、通常と大して変わらない感じ。ちょっと期待はずれ、でした。

またいつか、あんなに大きく見えるスーパームーンを観てみたい、という望みは失っていませんが、そう簡単に見えるものでもなかったのかな、とも思います。あの時の観賞がより一層レアで貴重な体験だったかも、ということで、「思い出の価値」の増した今宵ではありました。(2016/11/14)


2016-11-04

沖縄秋めく

11月に入った途端、沖縄の気温はガクンと下がり、昨日は冷房無しの室温が日中でも27度に届かず、今朝の室温も24度台で、もうビックリです。


朝刊によるとこれは、「大陸から張り出した高気圧に伴う寒気の影響」、だそうで、国頭村や南城市では最低気温18度台を観測。県内各地で今季最低気温が記録された、のだそう。

つい先日までは半袖半ズボン、まだ夏の終わり、といった雰囲気満載だったので、日付が一日進んだだけで、一気に季節が「秋」に突入した、感じ。


ここ数年はずっと、9月の半ばあたりから時たますこーし涼しい風が吹いたりし始め、微かずつ「秋」の気配を感じる、といったこともあったのですが、今年は10月後半に入っても暑い日続き、で、沖縄寄りの南の海の水温は高いまま維持され(エルニーニョ後のラニャーニャの影響?)、おかげでこの時期になっても比較的近い海域で「猛烈な」台風がばんばん発生。何度もハラハラして過ごしていたので、カレンダーをめくった途端のこの気温の落ち込みには、なんだか裏切られたような気もして、ちょっと腹立たしさも覚えます。

でも新聞の見出しは、「ようやく秋風」。暑さ慣れしている沖縄の皆さんでも待ち遠しかった涼しい風、ということでしょうか。

そうですね、やっと冷房も暖房もいらない快適なシーズンを迎えたのかもしれません。ここ数日は湿度も高くなく、本当に爽やかそのもの。赤く染まる大きな夕空を眺めながら、風に揺れるサトウキビ畑の間をグングン進む、週末ウオーキングには最適です。


ただ、このままこの「秋」がずっと留まり、さらには「冬」を迎えるのであれば、本土のようですけれど、ここは沖縄。多分そんなことにはならず来月中旬位までは、また時折そこそこ暑く感じる日も混じってくるのだろう、というのが、私の予想です。

それでも、本土と比べたら、やはり一年を通じて過ごし易い日が多いのは確かです。穏やかに暮らせるこの幸せに、感謝しなければ、と思います。