2016-08-29

少し遠くまで

沖縄は8月11日以降は本当によく晴れ、とても夏らしいお盆シーズンに・・・。
で、お盆休みには、久しぶりに少々遠出をしてきました。


上の写真どこだかわかりますか? 田植えをしたばかりの水田ですね。8月半ばに?と思われるでしょうか。でも、以前にもこのブログでご紹介したように、沖縄の二期作では、春に田植え→夏に収穫→夏にまた田植え→秋に収穫、ですから当然なのです。我が家で7月初旬に購入した石垣産新米の収穫は、6月だったということです。案山子君はまだそのまま。二期の収穫時期にまた活躍?してもらうのでしょう、きっと。

少し遠出といっても飛行機に乗って本土(日本)まで行ったわけではなく、ここは、沖縄のうるま市のちょっと先、金町の水田です。(余談ですが、以前は、沖縄の皆さんが本土に行くことを「日本に行く」と、表現するたび面白くも不思議に感じていたのですが、最近本土のことをつい「日本」と言ってしまう自分に驚いています。でも、これは島ならではの感覚かなー、と今では結構自然に感じます。テレビの天気予報などで目にする地図では、やはり「日本本土」は、沖縄島という小さな島からみると、ずっと大きくまとまりもあり、それを「本土」と呼ぶのが少し古臭い感じがして、そうなると「日本」と呼ぶ方がしっくりくる、ということでしょうか・・・。それ以外にうまい表現が見当たらない、とも言えますが。)

遠出のドライブといっても、たかだか高速で1時間以内のところです。
西側にちょっと進むともう恩納村で、万座毛近くの海岸からはとても綺麗な海が広がっていました。


その先には、写真のように、名護から本部町を臨むことができます。対岸のように見えるので、まるで内海のような気がしてしまいますが、ぐるりと湾を巡った向こう側です。名護や本部町は、すぐそこ。と言っても海岸線を行けば結構時間はかかります。


家からほんの少し車を走らせるだけで、絶景リゾートの数々・・・。幸せです。

2016-08-24

緑のカーテン

今年は、整体院の前に「緑のカーテン」ができました。

緑のカーテンの向こうには照りつける日差しと青空が
強い日差しを遮ってくれるつややかな葉は、パッションフルーツです。たった一本のパッションフルーツの苗が高く大きく広がって、窓をちょうど良い具合に覆っています。

花は咲いても残念ながら実を付ける事はなかったので、今年は葉を伸ばすことに勢力の全てを注いでいるのかも・・・。

念のため調べてみると、どうやら、自家受粉を避け果実を実らせるには、最低もう一本必要なようです。

でも、このカーテン、今では二階の窓までカバーしてくれそうな勢いで、遮蔽効果としては十二分。これだけでも大いに感謝です。更に窓内側のブラインドを開ければ強い日差しは優しい木漏れ日に変わり、涼やかな緑は遠景の青い海、空と相まって、なかなか良い雰囲気・・・。結構楽しめます。


2016-08-12

雨のち晴れ、穏やかな沖縄暮らし

降ったと思うと、強い晴れ間が射し、このままカーッと晴れわたると思いきやまた降り始め・・・、雨と晴れがたった一日の間に、まるで猫の目のように目まぐるしくクルクルと入れ替わる、そんなお天気がここのところずっと続いている本島地方です。




それでも今夏は今のところ発生台風も少ないですし、直撃台風はゼロ。いつもの夏よりずっと心穏やかに過ごせ、とてもありがたい、というのが本音です。

この目まぐるしい降雨も、もしかすると台風の来ない分を、自然が調節してくれているのかもしれませんね。そのおかげでしょうか。植物たちはかなり勢いづいています。花の少なかったハイビスカスも、急にたくさんの花を咲かせ、まるでこの天気を謳歌しているかのよう。晴れ間には強い日照、ザーっと降る雨でたっぷりの水補給、これを日々繰り返しているのですから、彼らが喜ぶのは無理も無いですね。

私達人も、水やりの心配もなく、そしてこの頻繁のスコールのせいで適度に気温が抑えられ、かなり過ごし易くも感じます。そして我が家のミニ菜園では、柔らかく大きく育ったオクラやアスパラガス等毎朝収穫でき、美味しいサラダに変身、です。


 


今年は(4月の長雨のせいで、全体の収穫量は減っているようですが)マンゴーが台風の被害を受ける心配もなく、晴れればコバルトブルーの海が、雨が降ればしっとりとした緑が美しい。雲も適度に多いので、大きな夕焼け空も味わい深く、格別に感じます。

今年の沖縄のお盆は、偶然にも本土と同じ8月中旬です。その意味では、観光とお盆の帰省や訪問が重なって県内はかなり混雑するのかも・・・。その点はちょっと心配ですね。

まだまだ駆け出しの沖縄住人、いつまでたっても完全なウチナンチュにはなりきれないナイチャー一家ではあるのですけれど、気がつけば、心はもうすっかりこの地になじんでしまったようで・・・。そして、こんな風に毎年少しづつ異なる夏の経験を、大いに楽しんでいるのです。 

あ、そういえば今朝の新聞によると、今夜の星はかなり期待できるものなのだとか・・・。明かりを早めに消して、南部の空に広がる美しい天の川と流れ星を心ゆくまで味わってみようかな、と。(沖縄は、本島でも少し暗い所に行けば、驚く程綺麗な星空を目にする事ができます。我が家のテラスから見る天の川も素敵です。)

そして、うちの字(あざ)の夏の風物詩、伝統エイサー祭りももうまもなく・・・。青年会のお兄さん方の練習にも気合いが入り、太鼓や掛け声、歌声が響いてきます。

大きく広がる空と美しい海、なだらかな丘、咲き乱れる花々、優しい人々に囲まれたこの穏やかな日々に、本当に感謝です。