2016-05-29

「夏」を味わうレトロな空間

沖縄のここ一週間はまるで梅雨明け後のよう。既に真夏の雰囲気満載です。

海の色も美しいコバルトブルーに、日差しが痛ーい夏日です。
5月16日に梅雨入りした沖縄ですが、梅雨らしかったのは最初の一週間だけで、その後は真夏日が続いています。気象庁の発表はありませんが、みんなの意見は、既に梅雨は明けた?かな・・・。

梅雨に入った直後は、涼しい夜もあったのですが、それも数日だけで、23日からこの一週間はとても寝苦しい夜が続いています。(記録に残したくてグラフを入れています。)

23日以降は天気が続いています。
過ごしやすかったのは16日の梅雨入から19日までで、その後は再び気温もどんどん上昇

晴天に誘われて奥武島に行きましたが、人で一杯。夏の観光シーズンはいつもより少し早めに始まっているのかも。奥武島名物てんぷらの注文受付順番を待つ人たちの長い行列が・・・。

美しく広がる海と大きな空、強い日差しと熱気。クーラーなんてありません。あるのは日よけの天幕と木陰と海ごしの風だけ・・。夏を夏としてそのまんま味わう、のんびりレトロな時間。こんな雰囲気に包まれつつ、ここでいただくあつあつ揚げたて天ぷらと冷たーいぜんざいの組み合わせは、いつでも何度食べても絶品です。


奥武島のてんぷら屋さん、椅子とテーブルの空く時間はほとんどなし。
わずかな隙を見つけて、写真に。日差しは強くても、ここに吹く風は爽やかそのもの。
耳が変形したちょっとイカツイ、戦士然とした野良猫君。
雄猫でしたので、なんども争った傷後なのでしょうか。
愛らしいとは言えないですが、のんびり穏やかな姿から、
今は戦いもなくて平和、というメッセージが伝わり、癒してくれます。


2016-05-19

沖縄、5月16日梅雨入り

一昨日の16日、沖縄地方はついに「梅雨入りしたと思われる」、との発表が出ました。2016年の梅雨の始まりです。

ということで、この3〜4日はどんより曇ったり、ザーっと雨が降り出したり、結構長くしとしと雨が降り続けたり、といったお天気です。

意外と沖縄の梅雨らしからぬ、まるで本土の梅雨のような降りっぷりで少々驚いています。

でもここはやはり沖縄ですから、多分これからはもう少し沖縄らしい降り方になっていくのかも、ですね。

以前このブログでも書いたと思いますが、こちらの梅雨は毎日しとしと雨が降り続ける、ということはあまりなく、降ったり止んだり、急に強い日差しの晴れ間がのぞいたり、と思ったらあっという間にスコールのように激しく降り出し暫くするとぴたっと止んだり、と、結構めまぐるしいんです。やはり海の中に浮かぶ島特有の気象なのでしょうね。雲の動きがとても早く、ちょこまかとした変化も激しいような気がしています。

夏場には当然、一日に何度かスコールが降ったりもしますので、なんとなく梅雨と夏の境がわかりにくいことも。

それでも、一応ちゃんと梅雨入りが発表されるのですから、やはり梅雨というシーズンもあるのだとは思いますが、今年の梅雨の雨量はどうなるのでしょう?
4月に沢山降って、梅雨入りもしてここでまた沢山降る、となるのかどうか、ちょっと予測しにくい感じです。うちなんちゅの方々の予想も結構色々・・・。

私としては空梅雨くらいでちょうどいいのだけどなあ、と期待しているのですが・・・。

毎年の事ですが、「梅雨入りしたと思われる」という表現がいかにも自信なさげで、やはり気象庁もはっきりと確信はしにくい「梅雨入り」、なのでしょうね。

2016-05-08

夏が来た?

今日5月8日が連休の最終日、という人もいるのかもしれませんね。

ここ沖縄南部は良く晴れ渡り、気温も日中30℃超えしました。


入道雲、とまではいきませんが、今日の雲は一つ一つが結構大きくて真っ白。夏の気配たっぷりです。気温の上昇に合わせるように、日差しも強くなり、この強い日差しのシャワーを浴びた木々の緑もくっきり鮮やか・・・。植物にも熱気というのがあるのかどうか分りませんが、日照をぐんぐん吸い込んで盛んに成長している「熱気」がむんむんと伝わってくるような、そんな感じがしてしまいます。

眼下に広がる海も美しいコバルトブルーに照り輝き、人々は半袖、サンダル履き、サングラスに日傘、そして市場の店頭には真ん丸の大きな今帰仁産スイカも並びます。本土ならこれはもう、正しく真夏、ですよね・・・。


我が家のパッションフルーツも大きな花をつけてくれました。店頭には既に沢山の実が売られていて、何度も食べているのですが、自家製パッションフルーツが食べられるのはいつになることやら・・・。花だけでも十分楽しめるので良いのですが、でも、ちょっぴり楽しみです。


5月の連休明けあたりから、入梅、というのが通常の沖縄なのですが、やはり今年はひょっとすると梅雨といっても短く、一気に夏に突入するのかも・・・。そんな予感を抱かせる今日の天気でした。





2016-05-07

天地の意と人の意と

今日はすでに5月5日で、こどもの日。

楽しみにしていたうりずんの季節(沖縄では1年で一番爽やかで過ごしやすい季節と言われている、春分から梅雨前までの期間。)はあっという間に過ぎ去ってしまいました。もっとも沖縄の今年4月は雨がかなり多く、正直「うりずんの季節」とは言い難い感じでしたが・・・。

それだけでなく、4月14日から始まった熊本・大分での地震もあり、その後の状況をハラハラ心配しながらの日々・・・、あまり浮かれていられない2016年の4月でした。東日本大震災から5年後の、今度は九州地方で地震の続く、その不気味で底知れぬ怖さを思うだけで、なかなか眠つけない夜も。


私達は、今この地に住まわせてもらっていることに深く感謝しなければならないと、つくづく思います。

そんな日々を過ごしながら、気がつくと沖縄はそろそろ入梅の季節に。既に4月から沢山雨が降っていたのですから、今年は3年前同様、ひょとすると空梅雨になるかも?ですが・・・。
そして、我が家の足下では、鉢にあふれんばかりに成長していた多肉植物がいつのまにか綺麗な花をつけてくれました。肉厚の葉の面白さ、新鮮さだけが取り柄で、花など全く期待していなかったせいでしょうか、意外と綺麗で清楚な感じの花に、ちょっと驚き。表に置いてあるためか、すぐに巨大化します。

この子達、幹を折って土に植えてやると腐ってしまうのに、落ちた葉を放っておくと自分で勝手に根を出してどんどん増える、という不思議な植物。ここでも人の意思と自然は全く別のもの。おせっかいは不要だそうです。でも今まで全く花をつけたことがなかったのに、なぜ急に咲き始めたのでしょうねえ?


実は、何種類かある我が家の多肉植物、いろいろと芸名(商品名)はついているようなのですが、本名がわからないのです。中には、葉が野菜として売られているものも。


下は、ご近所の庭のバナナです。これはまだ小さな木?ですが、沢山実をつけています。
そういえば、お隣の家のバナナも2年前の大型台風直撃で根元からバッサリ倒れ、死んでしまったように見えたのですが、その切り株から小さな芽が出てきた、と思っていたら、既に2メートル以上に育ち大きな葉もたっぷりで、今は実(バナナ)も鈴生り状態。沖縄ではバナナも驚く程成長が早く、本当にビックリです。


苦難にめげることのない、植物達のこうした高い再生能力や生命力に触れると、私達も地震のニュースごときで気持ちを萎えさせてはいけないのだなあ、と思います。色々考えさせられ、教えられますね・・・。