2016-03-30

3月の那覇の気温

沖縄の3月末としてはとても寒く感じるここ数日です。これは新参者の私達の感想、というだけでなく、ここにずっと住んでいらっしゃる多くのうちなんちゅの皆さんの感覚です。

そこで那覇の、ここ3年間の3月の気温を比較してみました。やはり、最高気温が20度を超えないのは3月の末としてはかなり寒い、と言っていいのかもしれません。特に25日からここ数日は沖縄では2月の気温と言えるのではないでしょうか?

春分を過ぎてのこの寒さ、これは多分沖縄に限ってのことではなく、全国的、というより全地球規模の気象変動の影響を沖縄でも受けているため?、なのかも・・・。毎度の事になりつつありますが、色々な気象、気候が従来とは異なってきているのを正しく肌で感じている、ということなのかな、と、今日もまた思ってしまいました。



こういう変化、変動が多くなってくると、身体も知らず知らず、結構大きな影響を受けているもの・・・。それでも、充分な睡眠、休養とバランスのとれた食生活を維持することで、免疫力、抵抗力が高まり、変化への高い適応力を発揮してくれるのが私達の身体でもありますね。ということで、こんな時こそ皆様、お体を一層いたわってあげましょう。私も心がけようと思います。




2016-03-28

那覇を歩く、福州園、外人墓地

この週末は、久しぶりに那覇でモノレールに乗り、裏通りを歩き、プチ観光を楽しんできました。

私達にとって今ではすっかり日常生活の場所の一つになっている那覇・・・。ここをもう一度観光客の目で眺めてみたいと思い、今回は那覇の久米、松山、泊からおもろまちへと歩いて、その後モノレールからの街の眺めを久しぶりに楽しみましたが、新鮮な発見がたくさんありました。

街中をこうしてゆっくり歩いてみると、車の移動で見過ごしていることは随分あるんだなあ、と気づきます。

まずは、福州園。

福州園
滝の裏から庭園を眺める。こんな写真もここでは撮れます!
これは中国式の都市庭園。(那覇市の市制70周年および福州市との友好都市締結10周年の記念事業して建設され、1992年9月に開園した、のだとか。)近くを何度も車で通っていながら一度も訪れたことがなく、ずっと気になっていた所です。人数と居住県を答えるだけで、入場は無料。
私は中国は上海近辺にしか行ったことがないのですが、入園すると、その上海で訪れた「豫園」他、いくつかの庭園を彷彿とさせる雰囲気に満ち、まるで本当に中国にいるかのような錯覚をおぼえました。






とは言っても、やはり沖縄です。庭園の植栽には、ガジュマル、ブーゲンビリア、ハイビスカス等々、沖縄でなじみの植物たちも多く使われています。
庭園は福州を代表する風景を模しつつ、四季を表現しているとか・・・。植栽だけでなく、池、滝、岩、建物、それぞれがしっかり作り込まれ、なかなか見応えある上品なお庭でした。


中国庭園にもガジュマル、沖縄ですね 





福州園を後にして、昼食後に泊方面へ歩いていると、泊港の北側にある外人墓地とペリー上陸の地の碑に出くわしました。
1853年7月にペリーが黒船で浦賀沖に初めて来航する一月半程前に、当時の琉球王国である沖縄に香港経由でペリーは立ち寄っていたのでした。浦賀を去った帰りにも再び寄っています。



外人墓地の墓石には生まれ故郷と名前と生まれた年月日、亡くなった年月日が刻まれており、若くして亡くなった方から、中高年で亡くなった方まで様々・・・。どんな人生を歩み、どんな思いでこの地で眠っていらっしゃるのでしょう。

短い散策の間にも、色々な事に思いを馳せてしまいますねえ。

泊からおもろまちまでの散策途中には大きな沖縄式亀甲墓の沢山ある墓地もありました。周辺はマンションや住宅のびっしり立並ぶエリアですが、墓地の周りには山かと見まがう程のうっそうとした樹木が残っており、コンクリートだらけの都会のオアシスのような感じも。・・・

新しく開発されたニュータウンのようなおもろまちの街を抜け、おもろまち駅からモノレールで首里へ向かいます。

車窓の景色を眺めていると、那覇の街を見下ろす丘の上に聳り立つようなダークグレイの城壁と真っ赤な首里城が目に飛び込んできます。今増築中の建物が完成すると、更に大きく見えてくるのかも。なかなか印象的な城の眺めです。
でも、過去にこのモノレールに何度か乗っていて、私達がこの風景に全く気がつかなかったのは、なぜ?乗客で一杯だったから? ふふふ、時期や時間帯が異なるだけでも風景って違った風に見えたりしますよね。これも私達にとってはちょっとした新発見。

半日程のプチ観光でしたが、結構楽しめました。たまにはこんな旅もいいですね・・・。