2016-01-31

寒波にショック、ハイビスカス

先週の寒波で沖縄は、ほんの数日ですが本土並の低温を記録しました。

触れると手の凍りそうな水の冷たさ、足が触れる度にひやっとする床、沖縄の冬に慣れ、すっかり忘れていたそんな本土の冬の感覚を、久々に身体が思い出しました。

でも、我が家でこの寒さに一番驚いたのはどうやら植物達のようです。




目隠しにちょうど良くうっそうと繁っていたハイビスカスは、ほとんどの葉をこの寒波通過後の数日で一挙に落とし、向こう側がスケスケに・・・。それでも既に次の葉を出し始め、残った蕾は次々と花も咲かせていますが、ハイビスカスの周りは落葉で一杯です。

もちろんこのくらいの寒さにはびくともしない植物の方が多いようですが、こんな寒さを経験した事の無いと思われる植物達も沖縄には結構いそうです。

ま、寒波去った後の数日で外気温は日中最高26°まで復活していますし、今もヒーター無しで窓を開け放った室内の温度は22℃以上あります。沖縄で一番寒くなると言われる1月から2月のこの時期ですら、雨でも晴れでも、この程度の高温になることも決して少なくはないようなので、大寒波の襲来にショックを受けるのは当然かもしれません。

人々は、というと、急な大寒波にタンスの奥深くにしまっておいた分厚いセーターやらコート等、めったに羽織る事の無い服を出して一時しのぎ、その数日後にはもう、厚手の長袖なんか着てたら暑くてしょうがない、とうっすら汗をかいているのですから、多分皆さんの身体も相当ビックリしているのかも、と思います。

ほんの僅かでもあられやみぞれを見られた方はかなり興奮、嬉しそうでしたが、でも、「今後はこのままの気温で一気に春になってほしいわー」、というのが本音のようです。

追伸:今年の沖縄は紅葉が目立っています。多くの落葉樹が、この寒波によって一斉に紅葉をはじめました。今年は沖縄でも色々なところで艶やかな紅色を見ることができます。


2016-01-24

沖縄で雪見桜?!

今年最大の寒波が押し寄せ、珍しく本土並みの寒さを感じる今日(日曜日)の沖縄です。

元旦の最高気温は確か27℃を記録したはず・・・。多くの皆さんと「今年沖縄に冬は来ないんじゃない・・・」、などと言い合っていたのですが、それを思い出すと、劇的な下がりよう。降雪の可能性も予報されています。

沖縄では、39年前(1977年)に”みぞれ”が観測され記録されたことはあるそう。明治大正時代まで遡れば雪が舞った事もあったとか。でもここ数十年間、雪の降るのを見たことは全くない、とのこと。

記録的な寒波が来そうということで、「ウーン、今から楽しみ」「ついつい何度も空を見上げてしまって」「ワクワク興奮してます」などなど・・・。色々な人達の話っぷりから、何十年か振りで降るかもしれない雪を、大人の皆さんですらどうやら結構心待ちにしているのが分ります。

確かに昨夜、我が家の屋根に何かがプツプツと落ちる音がしていた様な気もします。

既に昨日23日の昼ごろ宜野湾のラグナガーデンホテル近くで、宜野湾で雪が降った!と報告が流れており、ネットではお祭り騒ぎになっているようです。映像では、重そうなので雪ではなくみぞれかもしれませんが、確かに何やら白いものが降っています。その映像に加え、「おめでとう!」という音声も聞こえてきます。
まあ、何十年に一度経験するかしないか、の一大イベントと考えれば、皆さんの興奮も理解できないわけではないですね・・・。なにやら微笑ましい感じもしてしまいます。

一方、県内各地では例年通り既に桜が咲き始め、桜祭りもあちらこちらで始まっています。

昨年の八重瀬町の八重瀬岳桜祭りより
昨日のテレビでは、本部町の第38回八重岳の桜祭りが1月23日(土)から始まったことが放送されていました。さらに、今帰仁城、名護の桜祭り、そして、ここ、八重瀬町の八重瀬岳(似た名前ですが)でも、第10回桜祭り(2月7日)を目指して、22日から夜のライトアップが始まり、提灯が艶やかに取り付けられていました。(桜祭情報はこちらから

緋寒桜は、伊豆の河津町の 河津桜とは兄弟で、同じような時期に咲きます。ちなみに、今年の河津桜祭りは2月10日から3月10日だそうです。この河津桜は日本各地にその苗が拡散しているようで、今や各地で寒桜の桜祭りが行われるようになっています。

沖縄には台風等があり、桜を大きくするのも、維持管理するのも本土と比べかなり大変そうですが、でも、「日本一早く開花する桜」、として皆さん大切に育てているような気がします。

そして今日は、この桜達の上に雪が舞っている?のでしょうね・・・。それが少しも不思議でない程の寒さです。まさか沖縄で雪見桜まで見られるとは・・・。

沖縄を含む日本に限ったことではなく世界的な兆候だそうですが、最近の気象、気候の変動には本当にビックリですね。



2016-01-21

穏やかな1月

この1月、沖縄はかなり雨の多い月となりました。

おかげで、ご近所の農家の皆さんはさとうきびの収穫が遅れ、本当に困っているとお聞きしています。気分も天候には結構影響されるようで、天気が良くないと気持ちもなかなか晴れないですね・・・。


こうした外に出るのも億劫な程雨が続くような時には、落ち着いて物を考える、あるいは読書を楽しむ、といった時間の使い方が、やはり適しているんでしょう。これは「積極的現実逃避」といった感じでしょうか・・・。どんな時にもプラス思考は大切ですね。

気分転換には色々な方法がありますが、テレビなど受け身なもので時間を費やすのは少しもったいない気もします。

そこで、雨の積極的楽しみ方としてどんなものがあるのか、少し考えてみました。

・気に入ったレインコート、長靴を使う。
・美しい雨音を出すものを準備する。(我が家には雨が降ると、水琴窟のような音のする雨樋があります。耳を澄ませ聞いていると、心が落ち着き結構良い気分に)
・本を読む。(日常と違う世界に浸れる)
・片付けや身の回りの整理をする。(気分が一新され、幸せになれることも)
・普段できないこと、後回しにしていたことに手をつける。

今年は今のところ、身の回りで風邪をひいている方も少ないようで、湿度が高い分、喉の潤いが保たれ、風邪を引きにくくなっているのかもしれません。

こんな事を考えていると、雨もさほど悪くないかも、と思えてくるから不思議です。マイナスに考えると、どんより沈んだ気分になりがちですが、プラス思考でとらえれば、落ち着いた穏やかな時間をたっぷりもらえる時期、となるわけです。

我が家ではおかげで家の中の片付けがかなり進みました。気持ちもすっきり、新年早々なかなか良いスタートを切れたような気がします。

振り返れば「穏やかな1月」、と言えそうな予感も・・・。