2016-12-05

季節感ある沖縄の花

とうとう、今年も師走を迎えました。

でも昨年の今頃を思い出すと、我が家の庭でおなじみの花々の季節が一ヶ月以上遅れているのに気づきます。

そう、ツワブキやクワンソウです。彼女達の開花が昨年に比べると1ヶ月以上も遅いようなのです。

12月に入ってやっと花芽が伸びてきて、ツワブキは黄色い花を咲かせ始めました。


そして小ぶりのオレンジ色のユリのような花、クワンソウもやっとのことで花が咲き始めましたが、まだまだこれからの様子。今年は咲かないのかと思っていたら、こんなに遅くなって咲き始めるなんて・・・。昨年は確か台風シーズン中に沢山の花をつけていたはずですから、9月や10月から咲いていた、ということになりますね。

花が咲くのに季節感が伴うと、やはりより風情を感じます。

ヒマワリが冬に開花したり、コスモスが年に何度も花をつけたり、ハイビスカスが一年中咲いたりしている沖縄ですが、そんな中にあって、ツワブキやクワンソウはそれなりにしっかり季節を感じさせてくれる花なのです。何をきっかけに咲くのかまだ私達にはあまり定かではありませんが、咲く時期は年に一時期だけ。ということで、ここでは貴重な「季節感ある花」となっています。

どういう理由かはわかりませんが(多分夏シーズンが10月末までしっかり続いてかなり遅くまで暑かった事が影響しているのでは、とも思っているのですが)、今年のツワブキさん達はしかし、昨年より1ヶ月ほど遅れの図らずも本土と同じ時期に花が咲くことになったようです。(11月に入り急に秋らしくなり、気温が20度台前半になる事が多かった為に、この間に季節の変化をしっかり感じて開花が促されたとしたら、やはり彼女達の開花には日照時間より温度の変化が重要な要因ということかもしれませんね。)

ただ、神奈川在住当時ツワブキの花は12月の寒さと共に味わうものだったので、同じ12月の開花といっても、沖縄では「少し涼しい」程度の中での観賞です。同じ花を「季節感」を感じながら眺めていても、なお、その「季節感」自体には違いがあり、肌で感じるその違いをあらためて面白く思います。

桜とは異なりますが、那覇市内の街路樹としてよく使われている、夏シーズンが終わると咲き始めるホウオウボク(鳳凰木)や、寒くなってくると咲き出す、トックリキワタも季節を感じさせます。時期が違うので重なることはありませんが、桜と同じように樹全体が淡いピンクに染まるので、写真にして、遠景でみると沖縄のヒカンザクラとトックリキワタは区別がつきにくいですね。

その一方、別の方角に目を向ければ、当然のようにブーゲンビリアもハイビスカスも咲いています。店頭にはもぎたて県産みかんと共にもぎたて県産バナナも並んでいます。やはり「さすが、沖縄」というべきでしょうか。

2016-11-20

緑のカーテンから赤紫の果実

11月中旬にちょっと季節外れ?な話ですが、「自家製パッションフルーツ、ついに収穫!」です。


整体院の横の窓を覆う日よけとして大いに役立ってくれている緑のカーテン、パッションフルーツですが、10月の台風前に沢山花を咲かせ、実をつけ始めました。残念な事に台風の影響(直撃はしなかったものの、そこそこ強風は吹き荒れました)でその多くは落下してしまったのですが、それでも残った果実がとうとう熟し、食べごろを迎えました。


そもそもパッションフルーツの旬は5月から7月。なので、8月に入り、「うちのは今年はもう実をつけないだろう」、と諦めていたところ、知り合いの方から、「9月に枝を剪定すると秋にも花を付けますよ」、と教えて頂き、それでは「駄目もとでトライしてみよう」、と、9月に剪定したところ、言われたとおり9月の後半には再び花が付き始めました。そして急いで人工授粉を試みたのが幸いしたのか、すぐに結構沢山の実を付けてくれたのです。


10月初旬の果実は写真のような緑の玉。受粉が成功したものは花が終わるとすぐにこのような大きな緑の玉になりました。この時の直径は既に、熟れた果実の8割程度はあったでしょうか?結実後の成長は驚く程早かったのですが、その後はゆっくり熟すようです。台風で落ちてしまったこの若い果実を試しに割ってみると、未熟な種らしきものがうっすら見えましたが、ナスやウリのような白い部分がほとんど。「野菜として食べられるかしら?」という考えもチラリと浮かびましたが、重さもないので、やはり食べる勇気は出ず、菜園の肥やしになってもらいました。

落ちずに残っていた果実達、11月に入りそろそろ熟すかも、と楽しみにしていたのですが、1週間ほど前にはまだ一部の実が赤くなった程度だったものが、昨日覗いてみるとすでに落ちている実もあり、慌てて全て収穫、です。

落下していた実も味見してみましたが、とても美味しく頂けました。
数は多くないですが、旬のものにひけをとらない、濃厚な酸味と爽やかな甘み一杯の自家製パッションフルーツをこれから暫く楽しめると思うと、なんだか嬉しいですね。

パッションフルーツの原産地はアメリカ大陸の亜熱帯地域だそうですので、ここ亜熱帯沖縄もパッションフルーツの育成には適しているはず・・・。来年には春から夏の時期にも収穫できるよう、挑戦してみようと思っています。

2016-11-16

沖縄南部、秋のスーパームーン

以前にもこのブログに書いたような気がしますが、一昨年でしたか、私の住むこの沖縄南部で初めて観たスーパームーンの大きさには本当に度肝を抜かれました。


素人写真でそれを表すのはなかなか難しいので言葉での表現になってしまいますが、食べ物に例えると、例えば通常の月があめ玉位とすると、スーパームーンはまるでお煎餅くらいの大きさに見えた、ということで、初めて目にした時は本当に口が開きました。

周りに高い建物も無く、夕方という時間帯に、少し離れた丘の上から眺める「海に昇る月」、という幾つかの条件が重なってのことだろうとは思いますが、それが水平線を離れかなり高い位置に昇って、暗い夜空に白く明るい光を放つようになってもなお、かなりの大きさを維持しているかのように見えたのが、更なる驚きでした。

月のようなものの大きさも、観る角度や空気の状態、見る側の心理や錯覚等、様々な影響を多分に受け易いのは経験上分っているつもりですが、実際のところ、スーパームーンとは、

「地球にもっとも近づいた状況で満月あるいは新月になった月の姿、あるいはその現象。見かけの大きさが平均より大きく見える。地球から月までの距離は、約36万3000キロメートルから約40万5000キロメートルの間で変動する。月が地球にもっとも近づいたころに満月になると、満月の見かけの大きさがもっとも遠い位置にあるときに比べて約14%大きく見え、約30%明るくなる。(日本大百科全書)」

ということなのだそうです。

うーん、最大でも14%程度大きく見えるだけなんですね?・・・。私の印象よりも実際は小さめだったのかもしれせん。でも14%程度なら、あれ程には驚かなかったように思うのですが・・・。

今夜もスーパームーンとなる、ということでしたので、楽しみにしていたのですが、今日の月は昇る位置も以前とは異なり、海ではなく南東に広がる糸数の丘の上から、でした。で、以前の時と季節も異なっていたようで、そのせいでもあるのか、このスーパームーンは「若干大きく見えるかも」、程度で、通常と大して変わらない感じ。ちょっと期待はずれ、でした。

またいつか、あんなに大きく見えるスーパームーンを観てみたい、という望みは失っていませんが、そう簡単に見えるものでもなかったのかな、とも思います。あの時の観賞がより一層レアで貴重な体験だったかも、ということで、「思い出の価値」の増した今宵ではありました。(2016/11/14)


2016-11-04

沖縄秋めく

11月に入った途端、沖縄の気温はガクンと下がり、昨日は冷房無しの室温が日中でも27度に届かず、今朝の室温も24度台で、もうビックリです。


朝刊によるとこれは、「大陸から張り出した高気圧に伴う寒気の影響」、だそうで、国頭村や南城市では最低気温18度台を観測。県内各地で今季最低気温が記録された、のだそう。

つい先日までは半袖半ズボン、まだ夏の終わり、といった雰囲気満載だったので、日付が一日進んだだけで、一気に季節が「秋」に突入した、感じ。


ここ数年はずっと、9月の半ばあたりから時たますこーし涼しい風が吹いたりし始め、微かずつ「秋」の気配を感じる、といったこともあったのですが、今年は10月後半に入っても暑い日続き、で、沖縄寄りの南の海の水温は高いまま維持され(エルニーニョ後のラニャーニャの影響?)、おかげでこの時期になっても比較的近い海域で「猛烈な」台風がばんばん発生。何度もハラハラして過ごしていたので、カレンダーをめくった途端のこの気温の落ち込みには、なんだか裏切られたような気もして、ちょっと腹立たしさも覚えます。

でも新聞の見出しは、「ようやく秋風」。暑さ慣れしている沖縄の皆さんでも待ち遠しかった涼しい風、ということでしょうか。

そうですね、やっと冷房も暖房もいらない快適なシーズンを迎えたのかもしれません。ここ数日は湿度も高くなく、本当に爽やかそのもの。赤く染まる大きな夕空を眺めながら、風に揺れるサトウキビ畑の間をグングン進む、週末ウオーキングには最適です。


ただ、このままこの「秋」がずっと留まり、さらには「冬」を迎えるのであれば、本土のようですけれど、ここは沖縄。多分そんなことにはならず来月中旬位までは、また時折そこそこ暑く感じる日も混じってくるのだろう、というのが、私の予想です。

それでも、本土と比べたら、やはり一年を通じて過ごし易い日が多いのは確かです。穏やかに暮らせるこの幸せに、感謝しなければ、と思います。

2016-10-30

沖縄の台風シーズンが終わって

シーズンが終わってみれば、とってもありがたい事に、今年の本島地方はむしろ直撃台風の少ない年、となりました。本島を直撃した台風は実質的には皆無と言っても良いのでは、と。

平穏無事で良かったニャー・・・。


学校や多くの会社、公的機関がお休みとなり、気象庁が特別警報まで発表するに至った台風18号は、本島近くで急激に915ヘクトパスカルまで発達。最大瞬間風速は70メートルを超えるとも予想され、文字通り「猛烈な強さ」の台風ではあったのですが、大きさが小さかったせいなのか、本島の西側に位置する久米島には直撃したものの、本島自体はかすめる程度。エリアメールが何度も届き、「最大級の警戒をして下さい」と呼びかけられたものの、実際には拍子抜けする程穏やかなものでした。


我が家でも大きな窓ガラスの前にはネットをかけたり、長い停電に備え蓄電したり、水を湯船にためたり、食料を買い込んだり、と万全の準備で臨み、気持ちの上でもかなりの緊張を強いられましたが、何事も無く通過してくれて、本当にホッとしました。

実際我が家の庭の植物達のダメージも、今年はむしろ例年以下。おかげで、今ではかなり旺盛に繁っています。

ただその一方で、今年は日本列島を襲った台風のかなり多い年となったのではないでしょうか。そしてそのコースも異常な感じのものが多かったですよね。日本海側から本州を太平洋側に横切ったり、北から南へ進み、またUターンして北に戻るとか、北海道を襲う、とか・・・。更には、台湾には3度も猛烈な台風が直撃。そして、あちらこちらの被害も甚大でした。

そして、4月には熊本地震、阿蘇山の噴火、そして10月8日に再び阿蘇山の噴火、21日には鳥取で強い地震・・・。これらが、次の数年内の南海トラフの大地震につながる、と予想している専門家も多い、とのこと。

最終的には寒冷化する、という意見もあるようなので一時的なものなのかもしれませんが、現在進行中の地球温暖化、そして東北地方太平洋沖地震等によって、日本列島は(そして世界中の多くのエリアが)、私達の住むこの沖縄も含め、やはり天変地異の起こり易い時代に突入した、というのは多分間違いないのだろう、と思っています。

そもそも今地球上で起こっている天変地異、というのは一年や二年で収束するものではないのでしょう。もっと長いスパンで、天変地異の起きにくい時期と起き易い時期が繰り返し発生しているとするなら、私達はいよいよ天変地異の起き易い数年から数十年、ひょっとしたら数百年という単位の時代に入った、という事なのかもしれませんね。

私達も「台風の被害が無くて良かった」などと、安穏としていると、そのしっぺ返しをうけることもあるかもしれません。物事は良い面と悪い面が常に表裏一体・・・。そんなことを口にすると、心配性だと言われそうですが、今の日本や世界の様々な災害状況を目にすると、一喜一憂してはいられない、もっと差し迫った状況があるかのように、ふと感じてしまったりするのです。

大きな地震が起きる度に、2011年の地震とその後を思い出します。

関東の南の端の方に居ても立っていられない程の強い揺れ。海岸に近い所に住んでいたことで、津波の恐怖に怯えながら一晩を過ごしたこと。公共交通機関が麻痺して、帰宅難民で溢れ、中には数十キロを一晩かけて歩いて帰った人々。それでも、一日で家に帰り着けた方々はまだ幸せだったこと。そして、その後に起こった福島原発の爆発・・・。

長い夏の終わりに、台風の被害が無かったことを喜ぶと共に、21日に発生した鳥取地震について考えさせられ、このようなことがもう極力起きませんように、と強く願うと共に、万が一起きてしまった時のことを想定して、取りうる対策は少しずつでも立てておかねば、と心を新たにしています。

幸いにも鳥取での被害は報道ではそれほど大きくはなかった様ですが、熊本の地震では多くの方が家を失い、コミュニティー単位で影響を受けて、その傷跡はまだまだ癒えていない状況と報道されています。

さらには福島を含め東北地方は5年以上が経過しても未だに被害から立ち直ったとは言えない状況である、との報道もなされています。

我々も、今年台風が来なかったからからといって対策を怠ったり気を緩めていると、来年より大きな被害が出ないとも限りません。

極度に怯えたり、神経質になってはいけないのはむろんですが、でもそんな心理に陥らない為にも、常に冷静に、色々な状況を想定し準備しておくことは、とても大切なのでしょうね。

ここ沖縄では10月27日から今日までの4日間、5年に一度の「世界のうちなんちゅ大会」が開催され、様々なイベントが目白押しです。世界中に広がった県系移民の方々とのネットワークを一層充実させ、親睦、交流をはかるのが目的のようです。

互いに助け合って困難な状況を克服し、それを次のより良いステップにつなげていくたくましさの現れ、のようでもあり、こうした人々とのつながりや絆も非常時に大きな力を発揮する事があるのかもしれませんね。

「台風シーズンの終わり」というのは、沖縄在住の我が家にとっては一年の大きな節目の一つになっているような気がしています。

で、その節目のタイミングに考えた事を少し、今日は久々に書いてみました。

2016-09-01

ドラゴンフルーツの季節

ついにやってきました、ドラゴンフルーツの季節・・・。

近所の畑の脇で売られているドラゴンフルーツ、今日は赤身のものは全て売り切れで、白を沢山購入しましたが、それでもこのほんのりとした甘さと酸味は、ホント美味しいですね。



ずっと昔に、台湾のホテルの朝食で初めて食べた台湾産ドラゴンフルーツは、ほとんど味がしなかったように記憶しています。そのため、当時はなぜこれを食べるのか不思議でした。スターフルーツは酸っぱいだけで、もっと不思議でしたが。

でも、畑で熟した採れたての味を知ってしまうと、この季節が待ちどおしくなります。ちょっと冷やして半割りで食べるのが最高。

赤なら甘味がもう少し強いものが多いので、冷凍して自然そのままのシャーベットにしても十分楽しめます。


2016-08-29

少し遠くまで

沖縄は8月11日以降は本当によく晴れ、とても夏らしいお盆シーズンに・・・。
で、お盆休みには、久しぶりに少々遠出をしてきました。


上の写真どこだかわかりますか? 田植えをしたばかりの水田ですね。8月半ばに?と思われるでしょうか。でも、以前にもこのブログでご紹介したように、沖縄の二期作では、春に田植え→夏に収穫→夏にまた田植え→秋に収穫、ですから当然なのです。我が家で7月初旬に購入した石垣産新米の収穫は、6月だったということです。案山子君はまだそのまま。二期の収穫時期にまた活躍?してもらうのでしょう、きっと。

少し遠出といっても飛行機に乗って本土(日本)まで行ったわけではなく、ここは、沖縄のうるま市のちょっと先、金町の水田です。(余談ですが、以前は、沖縄の皆さんが本土に行くことを「日本に行く」と、表現するたび面白くも不思議に感じていたのですが、最近本土のことをつい「日本」と言ってしまう自分に驚いています。でも、これは島ならではの感覚かなー、と今では結構自然に感じます。テレビの天気予報などで目にする地図では、やはり「日本本土」は、沖縄島という小さな島からみると、ずっと大きくまとまりもあり、それを「本土」と呼ぶのが少し古臭い感じがして、そうなると「日本」と呼ぶ方がしっくりくる、ということでしょうか・・・。それ以外にうまい表現が見当たらない、とも言えますが。)

遠出のドライブといっても、たかだか高速で1時間以内のところです。
西側にちょっと進むともう恩納村で、万座毛近くの海岸からはとても綺麗な海が広がっていました。


その先には、写真のように、名護から本部町を臨むことができます。対岸のように見えるので、まるで内海のような気がしてしまいますが、ぐるりと湾を巡った向こう側です。名護や本部町は、すぐそこ。と言っても海岸線を行けば結構時間はかかります。


家からほんの少し車を走らせるだけで、絶景リゾートの数々・・・。幸せです。

2016-08-24

緑のカーテン

今年は、整体院の前に「緑のカーテン」ができました。

緑のカーテンの向こうには照りつける日差しと青空が
強い日差しを遮ってくれるつややかな葉は、パッションフルーツです。たった一本のパッションフルーツの苗が高く大きく広がって、窓をちょうど良い具合に覆っています。

花は咲いても残念ながら実を付ける事はなかったので、今年は葉を伸ばすことに勢力の全てを注いでいるのかも・・・。

念のため調べてみると、どうやら、自家受粉を避け果実を実らせるには、最低もう一本必要なようです。

でも、このカーテン、今では二階の窓までカバーしてくれそうな勢いで、遮蔽効果としては十二分。これだけでも大いに感謝です。更に窓内側のブラインドを開ければ強い日差しは優しい木漏れ日に変わり、涼やかな緑は遠景の青い海、空と相まって、なかなか良い雰囲気・・・。結構楽しめます。


2016-08-12

雨のち晴れ、穏やかな沖縄暮らし

降ったと思うと、強い晴れ間が射し、このままカーッと晴れわたると思いきやまた降り始め・・・、雨と晴れがたった一日の間に、まるで猫の目のように目まぐるしくクルクルと入れ替わる、そんなお天気がここのところずっと続いている本島地方です。




それでも今夏は今のところ発生台風も少ないですし、直撃台風はゼロ。いつもの夏よりずっと心穏やかに過ごせ、とてもありがたい、というのが本音です。

この目まぐるしい降雨も、もしかすると台風の来ない分を、自然が調節してくれているのかもしれませんね。そのおかげでしょうか。植物たちはかなり勢いづいています。花の少なかったハイビスカスも、急にたくさんの花を咲かせ、まるでこの天気を謳歌しているかのよう。晴れ間には強い日照、ザーっと降る雨でたっぷりの水補給、これを日々繰り返しているのですから、彼らが喜ぶのは無理も無いですね。

私達人も、水やりの心配もなく、そしてこの頻繁のスコールのせいで適度に気温が抑えられ、かなり過ごし易くも感じます。そして我が家のミニ菜園では、柔らかく大きく育ったオクラやアスパラガス等毎朝収穫でき、美味しいサラダに変身、です。


 


今年は(4月の長雨のせいで、全体の収穫量は減っているようですが)マンゴーが台風の被害を受ける心配もなく、晴れればコバルトブルーの海が、雨が降ればしっとりとした緑が美しい。雲も適度に多いので、大きな夕焼け空も味わい深く、格別に感じます。

今年の沖縄のお盆は、偶然にも本土と同じ8月中旬です。その意味では、観光とお盆の帰省や訪問が重なって県内はかなり混雑するのかも・・・。その点はちょっと心配ですね。

まだまだ駆け出しの沖縄住人、いつまでたっても完全なウチナンチュにはなりきれないナイチャー一家ではあるのですけれど、気がつけば、心はもうすっかりこの地になじんでしまったようで・・・。そして、こんな風に毎年少しづつ異なる夏の経験を、大いに楽しんでいるのです。 

あ、そういえば今朝の新聞によると、今夜の星はかなり期待できるものなのだとか・・・。明かりを早めに消して、南部の空に広がる美しい天の川と流れ星を心ゆくまで味わってみようかな、と。(沖縄は、本島でも少し暗い所に行けば、驚く程綺麗な星空を目にする事ができます。我が家のテラスから見る天の川も素敵です。)

そして、うちの字(あざ)の夏の風物詩、伝統エイサー祭りももうまもなく・・・。青年会のお兄さん方の練習にも気合いが入り、太鼓や掛け声、歌声が響いてきます。

大きく広がる空と美しい海、なだらかな丘、咲き乱れる花々、優しい人々に囲まれたこの穏やかな日々に、本当に感謝です。

2016-06-17

沖縄梅雨明け!(2016、6月16日)

ついに、昨日(6月16日)沖縄気象台は「沖縄地方が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。



今日の新聞によると、平年の23日よりは一週間早い梅雨明け、となったようです。昨年の梅雨明けは8日。そう、昨年は確か梅雨期間3週間程で、とても短かったと記憶しています。今年は梅雨入が5月16日。で、ちょうど一ヶ月での明け。梅雨の期間は平均的には一ヶ月半ほどらしいので、一ヶ月、というのも、昨年程ではないものの平均よりは短かった、と言えるようです。

このブログでは期待も込めて、4月の長雨があったから、今年の梅雨はきっと空梅雨になるかも、などと書いていたのですが、梅雨が始まってみると、特に後半の2週間に集中してかなりのドカ雨が降り、降水量も本島地方では平年を上回った、とのこと。

特に梅雨明け直前の数日は、時折大きな雷も混じったり、嵐かと思う程の激しい降りが続いて、ちょっとびっくり。

ただ、私もそうでしたが、沖縄の皆さん、この激しい降りっぷりを見て、「そろそろ梅雨が終わるのかも」、と感じていたので、この感覚だけは当たっていたようです。なんだかおかしな想像ですが、梅雨から抜け出したくて、空が身体をくねらせ、ねじくりかえして叫んでいるような、そんな感じがしていたのです。

今年の気象の特徴として、(ありがたい事に)「台風が発生しにくいのでは」、と予想されています。しばらく続いていたエルニーニョ現象が終わったため、だそうです。
確かに、昨年は2月〜3月くらいから遠方では台風が発生。本島に接近した最初の台風は5月だったかと・・・。今年はまだ全く気配がありません。

ですので、この予想が当たって是非とも台風発生の少ない年となることを、願います。

さあ、いよいよ本物の夏シーズン到来!です。これから10月末までの長ーい期間、台風が少なければ、観光客も平年以上に沢山訪れるのかも・・・。
賑やかな夏になりそうです。

2016-05-29

「夏」を味わうレトロな空間

沖縄のここ一週間はまるで梅雨明け後のよう。既に真夏の雰囲気満載です。

海の色も美しいコバルトブルーに、日差しが痛ーい夏日です。
5月16日に梅雨入りした沖縄ですが、梅雨らしかったのは最初の一週間だけで、その後は真夏日が続いています。気象庁の発表はありませんが、みんなの意見は、既に梅雨は明けた?かな・・・。

梅雨に入った直後は、涼しい夜もあったのですが、それも数日だけで、23日からこの一週間はとても寝苦しい夜が続いています。(記録に残したくてグラフを入れています。)

23日以降は天気が続いています。
過ごしやすかったのは16日の梅雨入から19日までで、その後は再び気温もどんどん上昇

晴天に誘われて奥武島に行きましたが、人で一杯。夏の観光シーズンはいつもより少し早めに始まっているのかも。奥武島名物てんぷらの注文受付順番を待つ人たちの長い行列が・・・。

美しく広がる海と大きな空、強い日差しと熱気。クーラーなんてありません。あるのは日よけの天幕と木陰と海ごしの風だけ・・。夏を夏としてそのまんま味わう、のんびりレトロな時間。こんな雰囲気に包まれつつ、ここでいただくあつあつ揚げたて天ぷらと冷たーいぜんざいの組み合わせは、いつでも何度食べても絶品です。


奥武島のてんぷら屋さん、椅子とテーブルの空く時間はほとんどなし。
わずかな隙を見つけて、写真に。日差しは強くても、ここに吹く風は爽やかそのもの。
耳が変形したちょっとイカツイ、戦士然とした野良猫君。
雄猫でしたので、なんども争った傷後なのでしょうか。
愛らしいとは言えないですが、のんびり穏やかな姿から、
今は戦いもなくて平和、というメッセージが伝わり、癒してくれます。


2016-05-19

沖縄、5月16日梅雨入り

一昨日の16日、沖縄地方はついに「梅雨入りしたと思われる」、との発表が出ました。2016年の梅雨の始まりです。

ということで、この3〜4日はどんより曇ったり、ザーっと雨が降り出したり、結構長くしとしと雨が降り続けたり、といったお天気です。

意外と沖縄の梅雨らしからぬ、まるで本土の梅雨のような降りっぷりで少々驚いています。

でもここはやはり沖縄ですから、多分これからはもう少し沖縄らしい降り方になっていくのかも、ですね。

以前このブログでも書いたと思いますが、こちらの梅雨は毎日しとしと雨が降り続ける、ということはあまりなく、降ったり止んだり、急に強い日差しの晴れ間がのぞいたり、と思ったらあっという間にスコールのように激しく降り出し暫くするとぴたっと止んだり、と、結構めまぐるしいんです。やはり海の中に浮かぶ島特有の気象なのでしょうね。雲の動きがとても早く、ちょこまかとした変化も激しいような気がしています。

夏場には当然、一日に何度かスコールが降ったりもしますので、なんとなく梅雨と夏の境がわかりにくいことも。

それでも、一応ちゃんと梅雨入りが発表されるのですから、やはり梅雨というシーズンもあるのだとは思いますが、今年の梅雨の雨量はどうなるのでしょう?
4月に沢山降って、梅雨入りもしてここでまた沢山降る、となるのかどうか、ちょっと予測しにくい感じです。うちなんちゅの方々の予想も結構色々・・・。

私としては空梅雨くらいでちょうどいいのだけどなあ、と期待しているのですが・・・。

毎年の事ですが、「梅雨入りしたと思われる」という表現がいかにも自信なさげで、やはり気象庁もはっきりと確信はしにくい「梅雨入り」、なのでしょうね。

2016-05-08

夏が来た?

今日5月8日が連休の最終日、という人もいるのかもしれませんね。

ここ沖縄南部は良く晴れ渡り、気温も日中30℃超えしました。


入道雲、とまではいきませんが、今日の雲は一つ一つが結構大きくて真っ白。夏の気配たっぷりです。気温の上昇に合わせるように、日差しも強くなり、この強い日差しのシャワーを浴びた木々の緑もくっきり鮮やか・・・。植物にも熱気というのがあるのかどうか分りませんが、日照をぐんぐん吸い込んで盛んに成長している「熱気」がむんむんと伝わってくるような、そんな感じがしてしまいます。

眼下に広がる海も美しいコバルトブルーに照り輝き、人々は半袖、サンダル履き、サングラスに日傘、そして市場の店頭には真ん丸の大きな今帰仁産スイカも並びます。本土ならこれはもう、正しく真夏、ですよね・・・。


我が家のパッションフルーツも大きな花をつけてくれました。店頭には既に沢山の実が売られていて、何度も食べているのですが、自家製パッションフルーツが食べられるのはいつになることやら・・・。花だけでも十分楽しめるので良いのですが、でも、ちょっぴり楽しみです。


5月の連休明けあたりから、入梅、というのが通常の沖縄なのですが、やはり今年はひょっとすると梅雨といっても短く、一気に夏に突入するのかも・・・。そんな予感を抱かせる今日の天気でした。





2016-05-07

天地の意と人の意と

今日はすでに5月5日で、こどもの日。

楽しみにしていたうりずんの季節(沖縄では1年で一番爽やかで過ごしやすい季節と言われている、春分から梅雨前までの期間。)はあっという間に過ぎ去ってしまいました。もっとも沖縄の今年4月は雨がかなり多く、正直「うりずんの季節」とは言い難い感じでしたが・・・。

それだけでなく、4月14日から始まった熊本・大分での地震もあり、その後の状況をハラハラ心配しながらの日々・・・、あまり浮かれていられない2016年の4月でした。東日本大震災から5年後の、今度は九州地方で地震の続く、その不気味で底知れぬ怖さを思うだけで、なかなか眠つけない夜も。


私達は、今この地に住まわせてもらっていることに深く感謝しなければならないと、つくづく思います。

そんな日々を過ごしながら、気がつくと沖縄はそろそろ入梅の季節に。既に4月から沢山雨が降っていたのですから、今年は3年前同様、ひょとすると空梅雨になるかも?ですが・・・。
そして、我が家の足下では、鉢にあふれんばかりに成長していた多肉植物がいつのまにか綺麗な花をつけてくれました。肉厚の葉の面白さ、新鮮さだけが取り柄で、花など全く期待していなかったせいでしょうか、意外と綺麗で清楚な感じの花に、ちょっと驚き。表に置いてあるためか、すぐに巨大化します。

この子達、幹を折って土に植えてやると腐ってしまうのに、落ちた葉を放っておくと自分で勝手に根を出してどんどん増える、という不思議な植物。ここでも人の意思と自然は全く別のもの。おせっかいは不要だそうです。でも今まで全く花をつけたことがなかったのに、なぜ急に咲き始めたのでしょうねえ?


実は、何種類かある我が家の多肉植物、いろいろと芸名(商品名)はついているようなのですが、本名がわからないのです。中には、葉が野菜として売られているものも。


下は、ご近所の庭のバナナです。これはまだ小さな木?ですが、沢山実をつけています。
そういえば、お隣の家のバナナも2年前の大型台風直撃で根元からバッサリ倒れ、死んでしまったように見えたのですが、その切り株から小さな芽が出てきた、と思っていたら、既に2メートル以上に育ち大きな葉もたっぷりで、今は実(バナナ)も鈴生り状態。沖縄ではバナナも驚く程成長が早く、本当にビックリです。


苦難にめげることのない、植物達のこうした高い再生能力や生命力に触れると、私達も地震のニュースごときで気持ちを萎えさせてはいけないのだなあ、と思います。色々考えさせられ、教えられますね・・・。

2016-04-30

不健康な生活

身体を不調にする方法は沢山あります。

ここではその手始めに、誰もが少しは心当たりのありそうな、ついやってしまいそうな代表選手をあげてみました。

例えば、深夜まで仕事をしたり、昼夜を問わずメールに追いかけられる。夜遅くまでお酒を飲みタバコを吸い、睡眠を欠かし、気の向くまま好きなだけ食べ飲み、運動は全くせず、暇があればネットサーフィンで夜遅くまで遊ぶ、などなど・・・。


誰でも何かしら心当たりのある行動、かもしれませんよね。それで構わない、太く短い人生を大いに楽しみたいのだから、との意見もあります。でも健康を損なうと、きっとその意見も変わるのでは?・・・。 後で後悔するより、今ちょっとだけ生活を見直してみる、というのはいかがでしょうか。

・睡眠不足
 健康にとって「睡眠」は基本の一つ、とも言えそうです。人間の身体は睡眠中に何もしていないのではなく、起きている間に溜まってきた様々な不調のもとを取り去り、回復させ、身体の調子を整える作業をあれこれやってくれているのです。そうして朝目覚めるまでの間に、その日を充実して過ごせる準備をしてくれます。
睡眠不足に陥ると、こうした修復や準備不足の身体となってしまいます。これは美容に悪いだけでなく、肉体的にも精神的にも色々な不具合の原因になります。夜遅くなると思考力や判断力が低下し、帰って休もうという判断さえできなくなります。だらだらと非効率な仕事を続け、仕事の質を下げ、翌日にも影響を与えます。悪循環ですよね。きっと、早く帰って休めばもっと効率があがるのです。夜中に3時間かかっていた仕事が、翌日は10分位で終わってしまうということは良くあることです。全てやり直しという事も珍しくないのではないでしょうか?
睡眠不足は集中力や思考力の低下はもちろん、当然疲労の蓄積を招きます。ホルモンバランスを崩し、免疫力の低下、イライラや不安も増し、その結果食べ過ぎを誘発、肥満の原因となったり、ストレスに弱くなり、頭痛や吐き気の原因にもなります。
それだけでなく、こうした悪循環が長引けば自律神経にも悪影響が生じ、慢性的な頭痛、鬱病、心臓病、高血圧、糖尿病等の病気にもなりやすく、脳血栓や心筋梗塞等の致命傷となる症状の引き金になることすらあるのです。

・過食(贅沢な食事)
 「美味しい食事」は、口当たりの良いものが多い。甘くて、脂肪が多く、塩分も多い傾向にありますよね。食べ過ぎは、そのまま太り過ぎになり、高血圧、糖尿病、・・・あらゆる病気の原因です。
お金を払ってくれるお客様に最初の一口目から「おいしい」という満足感を与えなければならない、飲食店で提供される食事、また手軽に食べられる加工食品というのは、やはりカロリーも脂肪も多め、味も濃いめになりがち、なのではないでしょうか。一回の食事として提供される内容で、一人前はあっという間に1000キロカロリー前後になります。ですので、決して贅沢な食事ではないとしても、外食や安易な加工食品の摂取をしょっちゅう繰り返すと、それだけで多くの場合食べ過ぎとなる危険を孕んでいます。特に脂肪と塩分と砂糖の撮り過ぎは肥満への近道となり、その結果、糖尿病や血管の病気(脳梗塞、脳出血、心筋梗塞等)を引き起こします。食べ物の内容、食べ方、量や食べる時間帯など、見直して、一工夫することも大切かもしれません。

・ストレス過剰
 ストレスのない方はいませんので、ストレスとは上手に付き合って行く必要がありますが、常に激しいストレスに晒されている場合は、心臓や胃腸を中心に、色々な病気の引き金になります。心臓や胃腸は無意識のうちに、自律神経によってコントロールされています。一般にストレスは、自律神経をコントロールする、視床下部へ信号を送り、さらに脳下垂体を経て、副腎皮質に影響を与えアドレナリンの分泌を増やします。アドレナリンは、血圧を高くし、動悸を激しくし、血糖値を上昇させ、さらに全身の交感神経も緊張させます。ですから、胃潰瘍、狭心症、心筋梗塞、自律神経失調症、等々がストレスに起因する病気となるのです。

ストレス対策あるいは上手な付き合い方の筆頭は、「笑う」=「笑顔を作る」こと。可笑しい、愉快だから笑う、というのが普通で、ストレスが溜まっていたら、笑えるわけがない、と思われる方も多いでしょう。

でも、悩みやストレスを抱えて心が打ちひしがれている、そんな時に無理やり笑顔を作ってみる。いわゆる「作り笑い」です。
最初は顔だけ「笑顔」。そのうち少し声に出して笑ってみる。「くすくす」とか「ふふふふ」とか「はははは」とか。そんな馬鹿なこと、と思わず、とりあえずやってみる。すると、不思議と本当に愉快になってきたりするのです。



自分のしている「わざと笑い」が可笑しくなってきたり、過去の可笑しいことを思い出して本当に笑いたくなってきたり、しまいには自分の悩みやストレスの原因そのものがバカバカしくなって「わっはっはっは!」と笑い飛ばしてしまったり、そんなことが本当に起こるかもしれません。
辛い時に「泣いて」心を発散させるのも良い方法の一つですが、「笑って」吹き飛ばせたら、もっと早く楽になれますよね。笑顔を作るには、口周りの筋肉を上方にもっていって、目の周りの筋肉を少し下方にもっていけば良いだけ。単に顔の上の筋肉体操だと思えばいいのです。お金も時間もかかりません。鏡を見ながら是非お試しあれ!

・飲酒
 親睦を深めたり、ストレスの解放という良い面もあるのでしょうが、アルコールはやはり思考力や判断力の低下を招いてしまいますよね。ついつい深酒、長時間の飲酒になり、気がつけば深夜。
単にアルコールの影響だけでなく、睡眠時間を短くし、飲食物も高カロリーになりがち。
先日は、割烹で宴会料理に低カロリーコースと言うのがありましたが、それでもコースで1500キロカロリーを超えていました。その上、お酒も加わると一回の宴席でどれほどのカロリーになるのでしょうか。お金を払って不健康を買うという悪循環、とも言えるような気がします。

付き合いで仕方なくという方も多いのでしょうが、「ごめんなさい、今日は用事があって」、「先約があって」・・・と一言、言えさえすれば、という気もします・・・。

心当たりのある方、仕事があるから、生活がかかっているから、自分にはできない事と諦めず、少しづつでも「生活の見直し」に挑戦しませんか。

肩こりや首の痛みが始まったら黄信号、風を引いたり、疲労困憊でベットから起き上がれなかったり、腰痛が始まったら赤信号です。風邪は、身体が「休ませて」、と休養を要求しているサインなので、早めに休みを頂き栄養をしっかり採って寝込むのが一番の得策です。

不健康な生活をしていると自覚のある方、偶然読んだ記事かもしれませんが、これを良いチャンスと前向きに捉えて、不健康な生活との決別に”挑戦”されてはいかがでしょうか。

自分にとって本当に重要で大切なことがなかなかわからないのが、我々人間だそうです。
あなたにとって、本当に大切で重要なものとは・・・?

2016-04-11

骨盤矯正の効果

今日は、当院の骨盤矯正の効果について少しお話してみようと思います。

「骨盤矯正」というこの言葉、今ではすっかりおなじみとなり、美容やダイエットにも効果あり、と謳っているところも随分あるようですね。


でも本当のところはどうなのかしら・・・、と思ってらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

腰痛、座骨神経痛、肩こり、首痛、不眠やめまい、耳鳴りなどの自律神経系疾患、頭痛、膝痛など、様々な身体の不調に対して、それらを一時的に癒すのではなく、骨という身体の土台を整える事で不調の再発しにくい身体に変えて行く、というのが当院の採用しているカイロプラクティックの根本理念です。

少し大げさに聞こえたかもしれませんが、でもこのような視点、目的をもって患者さん一人一人に出来る限りふさわしい施術を行なっていくと、時として施術者である私も驚く程の派生効果が生まれる事もあります。

最近の症例を一つご紹介しましょう。

50代の男性ですが、運動中に首を強くひねり、その後急に激しい耳鳴りが始まったそうです。病院でのレントゲンやMRIなどで異常なし、とされたものの、2週間経ってもこの強い耳鳴りは全く止まらず、当院を訪れました。

検査すると予想通り、首(頸椎)に歪みのサインが出ます。(当院の検査はその場で終わる簡単なものですが、レントゲンやMRIでは、異常なしとされるレベルの歪みの有る無しも判断できます。)そこで、直ぐに頸椎の矯正を施しました。


この一回目の矯正で、この方の耳鳴りは半減。数日後に行なった2回目の矯正で、耳鳴りは完全に止まりました。

耳鳴りの原因というのはとても複雑で、簡単には治らないものも沢山ありますが、今回のような原因のはっきりしている急性の耳鳴りは、こうした数回の矯正で消えてしまうことが多いので、この方の耳鳴りも典型的な急性症状だった、ということです。

2週間以上悩まされていた強い耳鳴りから解放され、この方にはとても喜んでいただけたのですが、ただ、今回の施術の際に一緒に行なった骨盤の検査で、この方には骨盤にも、目視でも分る程のかなりの歪みのある事が分りました。

腰痛などの不具合はありませんか、と伺うと、自覚症状は全くない、とのこと。「耳鳴りが治ったのだから、これで施術は終わりにしても良いのですが、自覚症状がなくてもこれだけの歪みのサインが出ていると、気になります。骨盤の矯正も継続して受けてみてはいかがですか」、と少しお勧めしてみたところ、「それではお願いします」、ということで、この方の骨盤矯正は始まりました。

本当にこれだけ歪んでいて自覚症状が無いのか、と驚く程だったのですが、若い頃に実は事故で腰を怪我して一ヶ月程入院した事があった、とのこと。
そしてこの方は、怪我の回復以後現在に至るまでずっと運動を続けて、強い筋肉質な身体を作り上げ、そのことで、骨盤の大きな歪みを知らず知らずカバーしていたようなのです。つまり、実は歪みの負担に30年近く耐えに耐えてきた身体だった、というわけです。

骨盤矯正を数回受け、歪みが小さくなっていくにつれ、「仕事が終わった後でも、以前のような疲れが全く残らず、びっくりしています。てっきり歳のせいで疲れやすくなっているのかと思っていましたが、そうではなかったのですね。」と。

そして、骨盤の歪みが完全に無くなる頃には、「この2ヶ月程の間に、食生活も日常もまったく変えていないのに、自然に体重が5キロも落ち、何をやっても、ものすごく楽になりましたよ」と、大きな笑顔でおっしゃいます。

骨盤の歪みをカバーする必要がなくなり、その分身体の巡りもスムーズになり、代謝が格段に良くなったせいでしょうか・・・。

来院するたびに肌つやも良くなりぐんぐん若返っていらっしゃるようにも見え、私も正直、本当に驚いてしまいました。

むろん、骨盤矯正が全てを解決する、ということではありません。お体はお一人お一人異なりますから、骨盤矯正を受けてもあまり変わらない、という方もいらっしゃるでしょう。また、骨盤矯正のやり方も施術院、施術者によって異なります。

ただ、様々試みていっこうに症状が改善しない、悩みが解決しない、と悩んでいらっしゃるのでしたら、当院の骨盤矯正を一度試してご覧になるのも良いかも、とは思います。

この方は男性で、特に美容やダイエットに強い関心があったわけでなかったのですが、身体を整える目的で行なった「骨盤矯正」が、思いがけず、美容?(若返り)とダイエットにまで確実な効果をもたらしてしまった一例です。


2016-03-30

3月の那覇の気温

沖縄の3月末としてはとても寒く感じるここ数日です。これは新参者の私達の感想、というだけでなく、ここにずっと住んでいらっしゃる多くのうちなんちゅの皆さんの感覚です。

そこで那覇の、ここ3年間の3月の気温を比較してみました。やはり、最高気温が20度を超えないのは3月の末としてはかなり寒い、と言っていいのかもしれません。特に25日からここ数日は沖縄では2月の気温と言えるのではないでしょうか?

春分を過ぎてのこの寒さ、これは多分沖縄に限ってのことではなく、全国的、というより全地球規模の気象変動の影響を沖縄でも受けているため?、なのかも・・・。毎度の事になりつつありますが、色々な気象、気候が従来とは異なってきているのを正しく肌で感じている、ということなのかな、と、今日もまた思ってしまいました。



こういう変化、変動が多くなってくると、身体も知らず知らず、結構大きな影響を受けているもの・・・。それでも、充分な睡眠、休養とバランスのとれた食生活を維持することで、免疫力、抵抗力が高まり、変化への高い適応力を発揮してくれるのが私達の身体でもありますね。ということで、こんな時こそ皆様、お体を一層いたわってあげましょう。私も心がけようと思います。




2016-03-28

那覇を歩く、福州園、外人墓地

この週末は、久しぶりに那覇でモノレールに乗り、裏通りを歩き、プチ観光を楽しんできました。

私達にとって今ではすっかり日常生活の場所の一つになっている那覇・・・。ここをもう一度観光客の目で眺めてみたいと思い、今回は那覇の久米、松山、泊からおもろまちへと歩いて、その後モノレールからの街の眺めを久しぶりに楽しみましたが、新鮮な発見がたくさんありました。

街中をこうしてゆっくり歩いてみると、車の移動で見過ごしていることは随分あるんだなあ、と気づきます。

まずは、福州園。

福州園
滝の裏から庭園を眺める。こんな写真もここでは撮れます!
これは中国式の都市庭園。(那覇市の市制70周年および福州市との友好都市締結10周年の記念事業して建設され、1992年9月に開園した、のだとか。)近くを何度も車で通っていながら一度も訪れたことがなく、ずっと気になっていた所です。人数と居住県を答えるだけで、入場は無料。
私は中国は上海近辺にしか行ったことがないのですが、入園すると、その上海で訪れた「豫園」他、いくつかの庭園を彷彿とさせる雰囲気に満ち、まるで本当に中国にいるかのような錯覚をおぼえました。






とは言っても、やはり沖縄です。庭園の植栽には、ガジュマル、ブーゲンビリア、ハイビスカス等々、沖縄でなじみの植物たちも多く使われています。
庭園は福州を代表する風景を模しつつ、四季を表現しているとか・・・。植栽だけでなく、池、滝、岩、建物、それぞれがしっかり作り込まれ、なかなか見応えある上品なお庭でした。


中国庭園にもガジュマル、沖縄ですね 





福州園を後にして、昼食後に泊方面へ歩いていると、泊港の北側にある外人墓地とペリー上陸の地の碑に出くわしました。
1853年7月にペリーが黒船で浦賀沖に初めて来航する一月半程前に、当時の琉球王国である沖縄に香港経由でペリーは立ち寄っていたのでした。浦賀を去った帰りにも再び寄っています。



外人墓地の墓石には生まれ故郷と名前と生まれた年月日、亡くなった年月日が刻まれており、若くして亡くなった方から、中高年で亡くなった方まで様々・・・。どんな人生を歩み、どんな思いでこの地で眠っていらっしゃるのでしょう。

短い散策の間にも、色々な事に思いを馳せてしまいますねえ。

泊からおもろまちまでの散策途中には大きな沖縄式亀甲墓の沢山ある墓地もありました。周辺はマンションや住宅のびっしり立並ぶエリアですが、墓地の周りには山かと見まがう程のうっそうとした樹木が残っており、コンクリートだらけの都会のオアシスのような感じも。・・・

新しく開発されたニュータウンのようなおもろまちの街を抜け、おもろまち駅からモノレールで首里へ向かいます。

車窓の景色を眺めていると、那覇の街を見下ろす丘の上に聳り立つようなダークグレイの城壁と真っ赤な首里城が目に飛び込んできます。今増築中の建物が完成すると、更に大きく見えてくるのかも。なかなか印象的な城の眺めです。
でも、過去にこのモノレールに何度か乗っていて、私達がこの風景に全く気がつかなかったのは、なぜ?乗客で一杯だったから? ふふふ、時期や時間帯が異なるだけでも風景って違った風に見えたりしますよね。これも私達にとってはちょっとした新発見。

半日程のプチ観光でしたが、結構楽しめました。たまにはこんな旅もいいですね・・・。