(フフフ、この読み方もとても面白いですねえ…。なかなか読めませんし、私は暫く「なんだかんだひーじゃー」と、送り仮名でさえ、読み間違えていました。)
ここには湧き水だけではなく、その脇にはなんと、大きな釜まで設置されています。
一瞬、「共同炊事場でもあったのかしら」とも思ったのですが、説明をよく読むと、これは実は釜ではなく、共同風呂として作られた 「五右衛門風呂」 でした。
五右衛門風呂 |
女性用の水場は少し閉じた感じになっています。 |
こちらは男性用の水場とのこと |
石畳もとても綺麗に整備され、まるで公園のようです。 |
綺麗に整備され気持ち良い場所に、今も渾々と冷たい水が湧き出ています。
欲を言えば、集落の中ではなく、海岸近くにこんな施設があればもっと素晴らしい?のかも…。
海岸で海を眺めながら水着でお風呂に浸かりたい気分です。
ただ、沖縄では一般的には各家庭でも湯船に浸かる習慣が余り浸透していないような印象があり、(シャワーのみ、を好む方が多い、家に湯船があってもめったに浸からないなど)、このヒージャーに戦前から五右衛門風呂が設置されていたことには、逆に少しビックリ、です。
でも、昔から湧き水を色々な形で利用し、地域のコミュニケーションの場としても大切にされていたことの良く分かる、貴重なヒージャーと五右衛門風呂、でした。訪問した甲斐がありました。