2015-08-28

日本100名水のひとつ垣花樋川(沖縄南部)

今年の夏はどうやら、沖縄の「水」に関わることが我が家のテーマになっている様で・・・。

今回訪れたのは、南城市垣花にある湧き水「垣花樋川」、環境省により1985年に名水百選に選ばれた場所だそうです。

竜の口から滔々と落ちる水
深い森の中から豊かな水が湧いているようです。
垣花樋川へ向かう通路は、潤いのある森に囲まれた石畳の道。湧き水は自然のままに残された水場を形成しているだけでなく、振り返れば広いイノーに囲まれた美しい海まで見渡せる、大変景色の良い場所でもありました。
石畳の道は濡れて滑りやすくなっていました。
道に横たわるパイプは下のポンプ小屋から続いており、湧き水を今も利用しているようです。
垣花桶川への石畳道を囲む道
石畳の道をアフリカマイマイ が歩いていました。大きい!初めて実物を見てしまいましたが、
死亡例もある寄生虫(広東住血線虫)が寄生している可能性もあるので触らないようにしましょう。
岩の上にはクワズイモが生えています。少し深い森の中に分け入ったような雰囲気。
森から突如明るい開けた場所に出ると、垣花樋川はもう目の前、斜面の踊り場のような所にありました。そしてその先、目に飛び込むのは青い海です。
湧き水に繋がる道 
ホルトノキとその向こうに見える海。この風景もなかなか良い雰囲気…。
苔むしたホルトノキが日陰を作り、常緑樹の葉の入れ替えなのでしょう、所々真っ赤に紅葉した葉が、まるで赤い花のようにこの木に色合いを与えています。雨の中でも海は映えていましたが、晴れたらもっともっと眩しい色の海が見られるのでしょうね。

その手前には自然そのものの池があり、とても贅沢な景色です。
湧き水の脇にベンチがあり 
一段下に清らかな水の池があり、自然の水辺は憩うには最高の雰囲気…。
さらに下には畑が作られており、今はクレソンが栽培されていました。
この水を利用した稲作の行われていた時代もあったとか・・・。

池に手を入れると冷んやりとても気持ち良いのですが、美しすぎて何か恐れ多いような気にもなってしまいます。

さすが名水百選に選ばれるだけのことはある、といった感じがします。



2015-08-22

クワンソウの花

台風15号の来襲が予想されていますが、そんな中、庭でクワンソウの花が咲き始めました。

クワンソウの花はまるでユリの花の様。(絵のようですが写真です。)

先の台風で葉の先が茶色になり少し弱っていたようでしたが、一週間ほど前から蕾が膨らみ始め、一昨日に開花、今日は既に2つ目の花が咲いています。次の蕾も膨らんでいます。

もともとは、以前にも書いたように野菜として購入した根のついたままのクワンソウでした。でも、葉は硬めで食用にはちょっと向かない気がしたので、多分花は楽しめるだろう、と、庭に植えたものです。

最近は、地下茎から徐々に領土を広げていますので、今後も花は少しづつ増えていきそうです。

むろん台風15号が直撃すれば、花も葉も壊滅的打撃を受けるのだろうと思いますけれど、でも、地下茎で増える戦略を持つ植物は今年も、それなりに逞しく復活してくれるのでは、と期待しています。

こんな可愛い花が台風で無残な姿になってしまうのを予想しながら、大した防御もしてやれないのは、正直、少し心苦しいところもあります。でも、それも含めて自然と付き合う、その付き合い方を毎度毎度教えてもらってもいるのだろう、と思う事にしています。

せっかく頑張ってその美しい姿を見せてくれたクワンソウの花・・・。

貴重な一枚として、写真に残すことにしました。

2015-08-21

沖縄南部の湧き水

お盆休みを利用して、糸満市大里地区の「嘉手志湧き水」を訪れてきました。

子供達は水遊び、大人は水に足をつけて涼しさを満喫できます。

沖縄は河川は多くないのですが、湧き水「ガー」は結構身近なところに沢山あり、実は我が新城地区でも、整体院から30メートルほど降りた所に一つあります。

冷たい水が湧き出ています。
「嘉手志湧き水」は、冷たい水が渾々と湧き出ており、また子供たちが水遊びできる公園として整備されていました。

湧き口は安全のため子供たちが入れないように保護されています。
 整体院のある八重瀬町内にも屋富祖井や世持井など比較的大きな湧水池も結構あるのですが、それらは残念ながら、子供たちが安心して遊べるような整備は、まだされていないようです。

お隣南城市にある、有名な玉泉洞の洞窟(我が家から徒歩圏内)内部にも滝があったり、湧き水が沢山あるのですが、そこはそれ以上に鍾乳洞として大変見応えがある場所なので、「湧き水」はおまけのようなものですね。

こうしてみると沖縄南部地域というのは、川は殆ど目立ちませんが、実は地下水という形での水の比較的豊かな場所なのでした。

今ではサトウキビ畑の風景が卓越している南部ですが、その昔水田が広がっていた時代もあったとか…。その理由の一つが、多分、この地下水の豊かさだったのかも、と思います。






2015-08-17

新城エイサー・盆踊りの夕べ2015

2015年の「第44回新城エイサー・盆踊りの夕べ」は、8月の28日(金)、29日(土)に新城公民館(農業改善センター)前の広場で開催されます。

昨年のうちわですが。
昨年の写真ですが、手作りの祭りはとても家庭的な雰囲気です。 

エイサーは連日披露されます。 


最後はカチャーシーで終わります。
今年も楽しみですね。


沖縄の水辺ツアー

夏場はやはり水辺がとても魅力的・・・。

沖縄の水辺の筆頭はもちろんイノー(サンゴ礁)の広がる海ですが、幼い子供たちも安心して遊べるような場所として、小さな川やダム湖もあります。つい先日、比較的近場にあるダム湖と遠い北部の河川を訪問してきました。
展望台から人工の水辺で子供たちが遊んでいるのが見えます。
自然の景観だったら名所になりそうな景色です。
こちらは、北中城インターからすぐの場所にある倉敷ダムです。沖縄のダムは発電目的のダムでなく貯水池としてのダムです。ですからこのダムは、深い渓谷で落差のある場所ではなく、市街地のそばにあります。

ダムの向こうに見えるのは、うるまの街並みと嘉手納基地

ここは園内が良く整備されており、滝壺や川の流れをイメージしたミニ公園も付随していて、小さな子供たちが遊ぶのにも最適。写真は園内にある展望台から撮影しています。

木が生えていた場所には切り株が
公園内には管理事務所があり、こちらのダムを作るにあたって水没した村等に関する資料も展示されていました。完成もたった20年程前のことだとか。沖縄にとってダムの水がいかに貴重なものか、島でいつでも使える水を得ることの容易でないこと、を実感させられます。

こちらの人工の川辺で遊んでいたら、本物の川にも行きたくなり、沖縄自動車道を北上し、名護のとある川の河原にも行ってしまいました。

この川辺には、さすが、人工の流れと違い、お魚さんなど色々な川の生き物達が住んでいます。海とはまた一味違いますが、童心に帰って遊びたくなる自然の水辺、もう言葉は要りませんね。


穏やかな流れで深いところはありません。遠くでシラサギが魚を追っています・
背中が黒いお魚ですが、種類は分かりませんでした。
おとなしくしてますが目がぎょろりとじっとこちらを見ているように感じます。ハゼさんですね。





今回は、海以外の沖縄水辺ツアーのご紹介でした。沖縄=海のイメージがとても強いですが、自然の川や人工の湖であっても、なかなか魅力溢れる場所があるなあ、と思います。

ただ、沖縄にとって真水は大変貴重。こうした環境を安易な気持ちで汚さぬよう、大切にしなければ、と思います。