2015-07-23

沖縄の水田と稲作

沖縄では驚くことに、6月中旬以降から新米が出回ります。
これが文字通り、「日本一早い新米」、ですね。


沖縄産のお米と言っても、その生産量は特に多いというわけではなく、稲作を行っているのは、本島と離島の数市町村(名護市、金武町、恩納村、伊平屋村、伊是名村、、石垣市、竹富町、与那国町)。

ただ、沖縄の米作の特徴は二期作が可能な事。つまり、やる気なら、春だけでなく秋(10月下旬から11月)にも収穫が出来る、という事ですね。
(ただ二期目のシーズンは台風のリスクが大きいので、本当は結構勇気のいることなのかもしれませんけれど…。)

ですので、冒頭の新米は、正確には第一期目に収穫されたものが出回る、ということです。

その後間隔をおいて、第二期目に収穫されたものが再び秋の新米として出回ることがあるわけです。

元々東北地方の稲作で使われる苗は沖縄で育てていた、という経緯がどうもあるようで、その影響もあってか、種類は「ひとめぼれ」が結構多いとのこと。もう一つの主力品種は「ちゅらひかり」だそうです。



金武町の7月半ばの水田風景。たわわに実った第一期目の米。

で、そのすぐ横を見ると、

収穫を終え、次の田植の準備中の水田が、並んでいます。
           

こんな風景はさすがに亜熱帯沖縄ならでは、ですねえ…。
凄い、です。ちょっと感動。

           
サトウキビ畑が沖縄の田舎風景の代表の様な感じがありますが、以前は本島でもこんな田園風景が結構広がっていた時期もあったとか・・・。でも、今ではなかなか見ることの出来ない風景に。

久々に見かけた水田に不思議と懐かしさも感.じます。

川が無い為でしょうか。地下水をくみ上げて水田に水を入れているようです。
この汲み上げポンプは各水田ごとにありました。


我が家では石垣島産のひとめぼれ新米を三分づきにして食べてますが、とても美味です。

水田の脇に佇む水鳥たち。なにか美味しそうな生き物探しているのでしょうか?


2015-07-10

台風9号

昨夜から吹き荒れている台風9号はとっても大型で強烈な台風です。
台風9号は目がくっきりした大型で非常に強い台風

我が家の近くにある南城市の観測所では風速49.9メートルを記録したようです。

沖縄南部では多くの家庭が停電し、我が家も例外ではありませんでした。台風の風切音に雨、暑さに加え高い湿度の一夜を過ごすことに・・・。幸い我が家は10日午前9時には停電から復旧。この風雨の中で復旧作業をしていただいている方がいることに驚き、感謝です。新聞発表では4万2200戸が停電の影響を受けたとのこと。

木の枝があちこちから飛んできて壁際に散っていますし、ハイビスカスの木の一本は、葉が殆んど飛ばされただけでなく、あまり揺り動かされたためか根元がすり鉢状に沼のようになって倒れてしまいました。

当然、航空機、船便、公共交通帰機関、学校、病院、多くの飲食店もお休みです。こんな時は無理をせず、外に出て活動しないことが台風と付き合う最善の方法なんだろうなーとつくづくと思います。

本島は暴風域は抜けたようなのですが、強風域が1000㎞を超える規模になっており、まだまだ風が弱まったような気がしません。台風9号の影響は今日10日は一日中続きそうです。

それだけでなく、後に続く台風11号も沖縄に向かう可能性を残しています。北上するように見せて、また西に進むようで、来週の後半に影響があるかも・・・。そうならないことを願いますが。
台風11号もくっきりとした目で、まだまだ若く元気そうです。

マンゴーの季節に来た大型台風…。でも、これからもまだ暫くは台風との共生が続きますね。