2014-10-25

ちょっとシュール?な八重瀬町宣伝動画

八重瀬町のYoutube動画が結構面白い。



4人家族の沖縄県八重瀬町旅行記。ちょっとシュール?でなんとなく、秘密結社鷹の爪団の動画にも似た雰囲気。

この動画、八重瀬町が依頼してABTVnetworkが作った、ということのようです。

私の住むこの八重瀬町は、平成18年に東風平町(こちんだちょう)と具志頭村(ぐしちゃんそん)が合併してできた、本島内でも新しい町ですから、八重瀬町という町名は知っていても場所までは知らない方も今だにいらっしゃいます。ですから、町の事を少しでも周知させたい、という思いで今回の動画作りとなったのでは、と…。

出演者は、エータロウとエージロウ、サメヒコパパ、アヤカママ。ABTVnetworkがつくるあべこべ家族シリーズのメンバーです。タイトルは、

カラフル家族〜沖縄県・八重瀬町編〜4本立て!

シーンは、獅子舞、上江門家、フクギ並木、具志頭グスク、老後生活、最後は具志頭朝市。ちょっと突き放したような、子供たちの語りが面白・シュールです。一言ことわっておきたいのは、最初の話に出てくる突っ張り意地悪兄ちゃん達。八重瀬町では見つけたくても見つかりません。みな親切なおにいさんばかりで、獅子舞の中に入ってみんなのために働いてます。こんな意地悪兄ちゃん達が観光にきて子供に因縁つけたら、獅子の中から飛び出して助けてくれるでしょう。

そして、もう一つ作られた動画が、色とりどりの地元産野菜=カラベジ(カラフルベジタブルの略)の宣伝。カラベジ野菜で楽器をつくるというもの。動画は以下です。これが本当に野菜の宣伝になるのかどうかわかりませんが、県外の人達にとっては、「面白い野菜があるなー、今度出かけて買ってみようかしら」、という感じになる?かな?。
こちらに移り住んで一年半以上、私にとってすっかりお馴染みさんのカラフルな野菜達ですが、こんな音まで出るとはビックリ…です。ちなみに八重瀬町のこの野菜達、本当にとても美味しいですよ!

Yaese Colourful Vegetable 八重瀬町から野菜が届きました!






2014-10-19

水タンクも身体も…、メンテナンスの大切さ

つい先日のこと、我が家の水タンクから水が漏れている、と、ご近所の方が教えて下さいました。



家の前を歩いていると、時折かすかに水滴がかかることがあり、てっきりいつもの天気雨だと思っていたのですが、それは給水管の一部から吹き出している細かい霧のような水漏れのせいだったのです。

点検してみても、始めは何故漏れるのか分りませんでしたが、良ーく見ると給水管の一番トップにあるキャップに小さな穴が開いているようです。接着部分の剥がれや割れとかではなく、キャップの角に、どうしてこんな穴が?と思う程度の、まるで針の穴のような小さな穴がいくつかあり、そこからシャワーのように細く水が吹き出しているのです。風の方向で行く先が変わり、ご近所の門の方までも時として水が飛んでいた、という訳です。

早々に修理しましたが、正直冷や汗ものです。まだ穴が小さいうちに教えて頂いたお蔭で大事に至らず、本当に助かりました。修理が終わると、今度は水がオーバーフローしていることも分りました。実際にはフロートの設定位置が上にずれ、水が止まる時には、オーバーフローするところまで来ていたに過ぎないのですが・・・。

在るだけで非常時にはとても頼もしい水タンクですが、やはり、そのタンクは定期的に、そしてマメに点検しなければいけない、ということですね。


でも、よく考えると、それは水タンクだけの問題ではないのですね。きちんと点検、予防、メンテしなければ形あるものは全ていつの間にか劣化していくということ・・・。とても当たり前で、単純な事実を改めて学んだ次第です。


そして、もっと言うなら、これは私たちの身体も全く同じ、ですね・・・。

ただ、漫然と暮らしていると感覚は鈍化してしまい、劣化、悪化に早めに気づくのは、むしろ24時間付き合っているはずの自分の身体の方がより難しい。だからこそ定期的な健康診断で早めに小さな変化をキャッチし予防することが推奨されている、というわけです。

そうした健康診断の有用性を否定するつもりは毛頭ありませんけれど、一方で、私は病院での健康診断だけに頼らず、自ら自分の身体の日々の状態をチェックできる感度、感性を高めておく、という事、それも、実は最適なメンテナンスにとても有効なのではないか、と密かに思っています。

常に身体が発している小さな信号を自分でキャッチして、、早め早めに劣化、悪化の芽を摘んで上手にメンテナンスをしていれば、「気がついた時には取り消しのつかないことになっていた」、という事態もかなりの確率で防げるようになるのでは、という気がしています。

そうすることで、自分の健康に自信も持て、過剰な健康診断の肉体的、心理的、経済的、時間的ストレスも避けられ、それなりのメリットがあるのではないかしら、と…。

ただその為には、そうした身体のサインに自ら早めに気づけるよう、常に感度を磨いておくことも欠かせないですよね。

自分の体の状態を観察する術を磨くのには色々な方法があると思いますが、私は、「穏やかで軽い運動や動作」も、是非お勧めしたいと思います。

緩やかに呼吸しながら、穏やかに、身体の隅々まで、色々な部位を動かしたり、触ったり、伸ばしたりすることで、その状態や変化をよくチェックできるからです。ここでの大切なポイントは、ただ漫然とやるのではなく、しっかり自分の心や身体と対話するように丁寧に行う、という事です。中でも身体のコンディショニングとチェックが同時にできるストレッチは非常に役に立つと思っています。

家も大切ですが、自分の身体のメンテナンスはもっと大切で、ひょっとすると多くの人は無茶をし過ぎているのかもしれませんね。
健康は、人生にとっては、家よりも大切な財産・・・。水タンク同様、上手なメンテナンスは欠かせませんね。


あっ、気が付くと、水タンクの水漏れ事件からつい脱線、自分や患者さん達の身体のメンテナンスに思いを馳せてしまいました。


ですが、私は、「今回の水漏れを教訓とし、水タンクのメンテナンスにももっと心を配る」よう、ここでもう一度自らを戒めねばなりませんね。反省しまーす。

お向かいのSさん、教えて下さって本当に有難うございました!




2014-10-13

台風、そして長~い停電を過ごして…。

大型で非常に強い台風19号は、やっと沖縄本島の上を超えて行きました。

その被害は台風の強さ、大きさを考慮すると、全体としては幸いにも、「甚大なもの」、とまではいかなかったようにも思います。

10日から既に強風が吹き荒れ、昨日から暴風域に入り、12日の今日も若干穏やかではあるものの風が止むことはありませんでした。ただ、台風が最接近し、その目に近づく頃から風はむしろ穏やかにになり始め、中心を過ぎた後の吹き返しの風は、近づくまでの風と比べだいぶ弱まってきたようです。それでも丸々三日間台風に晒されていたわけですからやはり、長いなあ、と思います。

当然ですが、植物達もこの間強風に晒され、とても疲弊した様子です。逞しく復活することを祈っています。


すぐ近くの南城市糸数では、11日午前10時頃、風速49.7m/sを記録したとか。我が家もこの風速に耐えた、という事ですね。家は無傷ですので、やはり沖縄の家の造りは本当に頑丈で、信頼が増します。

ただ今回は、停電がとても長く続きました。さすがの電線もこの強風には耐えられなかったのでしょう。

我が家では10日の午前中から11日の夕方まで、30時間余りの停電を経験しました。この停電により、あらためて電気の便利さと電気の使える生活のありがたさを痛感。


電源が無くなると、特に飲食に関わる商売をされている方々にとっては、冷蔵庫が機能せず、大きな損害につながる可能性がありますよね。台風で仕方のないこととはいえ、その影響は結構大きいのではないでしょうか。その意味でも、沖縄では非常用電源は必須なのでしょうね。

今回は我が家でも、冷蔵庫を冷やす為に、夫の用意していた非常用電源を一度使いました。

我が家の停電、実際にはまだ完全には復旧していません。電気配線の一部がまだ回復していないようで、一階の電気は使えるようになったのですが、2階の電気は使えません。夫に聞くと、配電は単相3線式と言って、二つの100Vの電源が来ているのだそうで、その一方に電圧が来ていないとのこと。こんなことは初めてですが、配線の一部がまだ回復していない様なのです。

もっとも、かなり広範囲に停電が発生しているようですので、復旧作業をしておられる方々も大わらわなのでしょう。この風雨の中、あちこちで配電設備の復旧に努めておられる方々のご苦労に深く感謝したいと思います。

ただ、今回の長~い停電中に思ったこと、もう一つ…。逆説的でもありますが、「不便だな~」と思いつつも、心の奥底で、「たまになら、これも良いかな~」と。

この本音は少し説明しづらいですが、電気も無く、パソコンもテレビも無く、風雨の音以外、外部からの刺激ないない尽くしで時間を過ごしていると、否応なしに自分の心や身体としっかり向き合う時間をたっぷり貰える、その贅沢さをしみじみ味わった、という事でしょうか。

今ある時間の大切さや、人生の意味、人間のありかた、など、普段なかなか考えずに過ぎてゆく慌ただしい日常にちょっとしたスパイスを与えられたような気もするのです。

不便で辛い辛いと思ってばかりいると、なかなか気づかぬことなのかもしれませんけれど、今回はほんのちょっぴり、長~い停電にもメリットはあるかも、と思えたのでした。







2014-10-10

19号いよいよ激しく

台風19号による雨風、いよいよ激しくなってきました。と言っても最接近は明日の夕方頃だそうなので、今の風雨も序の口というべきものなのでしょう。

窓ガラスを打ちつけるような風と雨の音、ヒューヒュー、ザーザー、ピューピューといった感じ。こんな音が間断なく聞こえ、そこに時折、何かが転がっているようなゴロゴロガラガラという音や、突発的にバシッというような激しい音が交じります。

本を読んだり、こうしてブログを書いたり、映画を見たり、とにかく気を紛らわせて時間の経つのを待つしかありませんね。

まだ台風の速度は15キロ/h と、ノロノロです。もう少し速度が速いと助かるのですけれど、沖縄近辺では偏西風の影響で方向も何度か変化するらしく、その度速度も遅くなり、一気に通過、という事にはなかなかならないようです。

ただ今回は食料の買い出しも十分済ませ、風で飛びそうなものはしっかり固定するか室内に移動。庭木や野菜、そして大きな掃き出し窓には暴風ネットも利用し、それなりに準備しました。とりあえず、やれそうな事、やるべき事は済ませたつもりなので、気持ちの上ではかなりゆとりがあります。

辛いと言っても、我々はこうして家の中にいて、直接風雨に晒されることもなく過ごせているわけですから、本当に有難いものです。

こんな時、毎度の事ではありますが、外でじっと耐えている動けぬ植物達の、静かな底力を感じます。
彼らにとっては、我々の比ではない大きな大きな試練です。一見荒れ狂う暴風雨になすすべもなく、いいように傷めつけられているようにも見えますが、でも、植物は植物で、様々なサバイバル戦略を実は持っていますよね。おそらく年に何度となく襲う、こうした暴風雨も織り込み済みでしたたかに逞しく生き抜いてきている、その自信と根性に何故か圧倒され、頭が下がります。


私もこれしきの暴風雨ものともせず、今夜は、朝までぐっすり眠ってみたいものです。

2014-10-08

台風19号はスーパー台風に発達!

18号が去り、やれやれと思った矢先ですが、なんともう次の19号が沖縄に迫ってきています。しかもそれは、今やスーパー台風にまで発達している、とのこと…。


スーパー台風って何?

台風の強さは、日本では、「強い」、「非常に強い」、「猛烈な」の、三段階に分けられ、最大風速54m/s 以上はこの「猛烈な」台風に分類され、つまり、一番強い台風、ということだそうですが、「猛烈な」台風の中でも、殊の外破壊力の大きなものを、正式な分類用語ではないものの、「スーパー台風」と呼ぶこともあるのだとか。

アメリカでは最大風速67m以上の台風を「スーパー台風」と定義しているようです。このアメリカの呼称を非公式に借用しているのかもしれませんね。


で、この19号ですが、今現在、中心気圧900hPa、中心付近の最大風速60m/s、瞬間最大風速に至っては85m/s だそう。

ひえー、という感じですねえ…。 

去年フィリピンを襲い未曽有の大被害をもたらした30号もやはりスーパー台風だったそうですし、あの被害を思い出すと、うーん、かなり心配ですね。

強さは今がピークで、今後少しずつ勢力は落ちていくようですが、週末沖縄に接近してきたときに、極力弱くなっているのを祈るばかりです。

今のところ直撃台風の少なかった今年の沖縄でしたが、やはり、台風シーズンを侮ってはいけませんね。まだまだ気は抜けません。今回こそはしっかり対策をして迎えねばならないと、肝に銘じます。


2014-10-05

マツバボタン事件!えっ、絶滅危惧種が我が家の庭に?!

実は、最近マツバボタンが庭のあちこちに増えてきて、雑草として取り去るべきか悩んでいました。

以前買ってきた園芸用のマツバボタンが勝手に自生を始めたと思い込んでいたのですが、花が咲いてみると1cmにも満たない(5ミリ程度かも)とても小さい花がほんの数時間咲くだけ。とても地味なマツバボタンです。



それでも、花が小さくて地味なのは、マツバボタンが野生に返ってしまったせいなのだろう、などと暫くはのんきなことを考えていたのです。でも、このマツバボタン、よーく観察すると種がこぼれるはずのない、我が家の庭壁の外側にも生えてきており、もしかしたら園芸用のマツバボタンとは異なる沖縄の固有種なのではと思い至り、急に気になり始めました。

実は、国立博物館の筑波実験植物園で日本亜熱帯の植物と言う展示があり、そのなかには沖縄の絶滅危惧種が展示されていました。その筆頭にあげられていたのが、オキナワマツバボタンだったのです。


その説明には、「オキナワマツバボタン:奄美群島と沖縄群島にのみ分布。2つの群島で形態的な違いがあり、分類の再検討が必要な植物」とありました。

え~! ひょっとして絶滅危惧種が我が庭のあちこちに生えてる?! そんなっ! 


うーん…、どうなんでしょう?。

花の色をよく見るとピンクから紫色です。

オキナワマツバボタンは黄色の花をつけるようですので、あー、残念! どうやら違ったようです。


ピンクの花の正体は、「ヒメマツバボタン」、帰化植物でした。

それにしてもこのヒメマツバボタン、乾燥にも相当強そうで、乾燥したところでは、葉も緑ではなく黄色から茶色になって耐えています。

とても健気に逞しく生きているので、近所から苦情がこないようならば、雑草として取り去らずそっと繁殖の場所を与えることにしました。

絶滅危惧種のオキナワマツバボタンを守らねばならないのは重々承知してはいるのですけれど、帰化植物だからといって、目の前で頑張っているよく似た植物を雑草として粗末に扱うのも何だか抵抗があり、複雑な心境ですねえ。

庭にはこの他にも、自生を始めた草花が増えています。

昨年は一生懸命育てたハーブのバジルでしたが、今年は種がこぼれたのか、庭のあちこちで勝手に芽を出し逞しく成長、もうバジルに困ることはなくなりました。

台風の被害さえ少なければ、年間を通して豊かな日照と程良い雨、そして冬がとても穏やかなおかげで植物が非常に育ちやすい・・・。この沖縄の環境の良さには一年経っても驚かされます。恵まれていますね~。


今回の「マツバボタン事件」は「帰化植物」ということで、あっけなく収束しましたが、でもいつか、本物の絶滅危惧種、オキナワマツバボタンにも会ってみたいものですね。



2014-10-03

台風8号と台風18号

今年の沖縄は、ひょっとすると直撃台風が少ないのでしょうか・・・?

お陰で様で8号以来、このブログにも台風のことを書かずに済んでいたのでした。
大型の台風8号は7月初旬に沖縄を襲い、農作物への被害他、沢山の傷跡を残しました。今でも沖縄のあちこちに、崩れたあとに草も生えず赤土の露出したところが結構あります。まだ本格的な修復工事が行われておらず、応急処置だけのところも多いのでしょう。本格的な修復は多分、台風シーズンが過ぎてから始めるのでは、と思っています。そしてこの8号、残念ながら日本列島を沿うように北上し、沖縄だけでなく、日本各地で多くの雨、そして被害をもたらしましたね。

幸い我が家の被害は少なかったのですが、それでもゴーヤとトマトは全て全滅、オクラが折れ、ハイビスカスの枝も何本か折れていました。でも、悪いことばかりではなく、思わぬ副産物も幾つかあります。

例えばハイビスカスは、折れた枝を挿し木しておいたら、半数の2本が生き残り、おかげで株が増えました。それらの新しい株は逞しく成長し、もう花をつけ初めています。
挿木した枝のもここまで成長
一方、オクラは折れたおかげで脇芽が複数出てそれぞれが巨大に成長し、今年はオクラをたっぷりと収穫できました。新鮮で美味しいオクラ三昧…。なかなか贅沢です。


で、その8号以降9月末まで二か月半以上、沖縄本島には全く直撃台風が無かったのです。気がついたら10月に入っていました。

台風には極力来てほしくないので、「ありがたい」の一言ですが、ただ、これ程少ないとつい気が緩み、あと一か月は続くであろう台風シーズンにもかかわらず、入念な台風対策をいつの間にか忘れてしまいそうな点が怖いところです。

現在、大型で非常に強い台風18号は沖縄に向かってはいますが、これも幸いにして、本島は微妙に逸れそうな雰囲気です。「台風」は大きな目で見れば「恵み」の源にもなり得るので、「台風」の全てが悪いことばかりではないと知りながらも、やはり、その被害の大きさや、植物達のことを考えると、逸れてほしいと祈るばかりです。

その台風、最新の情報によると、今、大東島に少しずつ近づいているようです。ここ本島南部では、10月3日の夜現在、風が少し強く、時たま雨がぱらつきますが、まだまだ穏やかです。ここしばらく雨が少なかったので、こんな雨なら、むしろありがたい感じです。


いずれにせよ、この台風の被害がどこにおいても極力少なくて済みます様、祈ります。