2014-07-08

数十年に一度の台風?

台風8号は勢力を強めながら、北北西に進み、宮古島をかすめながら本島の西を北上するコースが予測されています。明日には910hPaに成長して猛烈な」台風に

目のクッキリした台風、とても大きなものであることが分ります。
夜になって、風雨が強くなりましたが、昼間は少し風が強いものの、いつもとあまり変わらない一日でした。でも実際には、数十年に一度の大型台風で、既に台風特別警報が発令されています。自治体からも、避難所の案内等が携帯電話に届いています。

台風8号は何も勢力を弱める障害がない中で、
太陽のエネルギーを蓄えながら成長しているようです。
夫は、夜9時近くに帰ってきて、「これから片付けるよ」と、植木やシーサーを家の中へ。(我が家のシーサーは置いてあるだけで、漆喰で固めていないので、風が吹くと動いたり倒れたりする可能性があるので。)おかげで、玄関はおおいに賑わっています。避難できた植物や置物は、みんなで寄り添って、なんだか楽しそうな雰囲気です。

夫の職場では明日の自宅待機指示が既に出ているとの事。明日から数日?沖縄社会では様々な機能が停止しそうです。

一番気になるのが農業への被害。沖縄のマンゴーは出荷が始まったばかりで、この台風で大きな被害が出そうです。落ちてしまったり、傷ついて商品価値が落ちてしまったり、その他にも、多くの野菜が被害を受けるのは確実で、その点はとても残念ですね。友人達や患者さん達にも農業を営んでらっしゃる方々が大勢いますので、皆さんとても心配しています。

我が家の小さな畑の作物も、大きなダメージを受けるのは必至です。ただ、昨年の沖縄での台風経験から、うちの家庭菜園ごときが受けるその被害位は、とにかく黙って受け入れるしかない、と覚悟はできています。昨年のように一喜一憂することはなくなりました。

自然の脅威にただあたふたするのではなく、この脅威であると同時に恵みでもあるものをしっかり受け止め、むしろ自然に生かされていることを前向きに感謝するいい機会でもあることを多少は学んだのでしょうか?・・・。自然の脅威やそれらによる被害も、長い目、大きな目で見れば自然の一部である私たちが受けるべき“恵み”の面も確かにあるのでしょうから。

気がつけば風音はピューピューと響き始め、いつのまにかその音は大きくなり、今やゴーゴーと恐ろしい唸り声をあげています。明日は丸一日(24時間)この暴風のなかで過ごさなくてはなりません。そして、多分翌日も翌々日も。この長さに慣れなければと思いつつも、不安を伴うこの台風の轟音に長くさらされていると、やはりつい不快感が募ってきます。でも、そこからが本当のこらえどころ。頭も使います。家族や友人とカラオケやゲーム、映画、面白い本に夢中になったり、動画三昧などして気を紛らわせ、この不快を楽しい時間に変えてしまう。沖縄の皆さんは、こうして巧みにこの苦難を乗り切る術を心得ています。今年は私達もしっかり見習うつもりです。

「ここまでの大型で強い台風は初めてでしょう。十分準備して過ごしてね」と地元や遠方の友人達もメールや電話で声をかけてくれます。皆さんの心遣いが身に染みますね・・・。

とにかく、大きな被害が出ないことを心から祈ります・・・。


台風情報コピー(tenki.jp)
 
実況日時7月7日22時現在中心気圧930hPa
大きさ大型中心位置北緯 22度30分
東経 126度40分
強さ非常に強い
存在地域宮古島の南南東約290km中心付近の
最大風速
50m/s
方向・速さ北に20km/h最大瞬間風速70m/s
15m/s以上の
強風域
南東に700km
北西に440km
25m/s以上の
暴風域
全域で200km

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