2013-06-06

ぜんざい

沖縄そばのお店にいくと、たいがい「ぜんざい」もメニューに載っています。

250円とか300円で提供される非常にコストパフォーマンスの良いデザート。沖縄では「ぜんざい」と言ったら、いわゆる氷あずきのこと。でも使っているのは、小豆ではなく、実は大粒の金時豆。

ぜんざい
下に小豆のように甘く炊いた金時豆と白玉が入って、その上にかき氷が、その上にまた金時豆の甘煮が載っている、遠目には氷あずき。何軒かのそば屋で頂きましたが、どこでも底が平らな大きな器に煮豆が沢山入っているので、とても一人で食べきれる量ではありません。でも、この金時豆の甘煮はどの店でもたいてい自家製なのでしょうか、実にうまく炊けていて甘味も程よく、噛むほどに味わい深い、逸品です。普通のかき氷のような見た目の派手さはないですが、じっくり味わっていると、滋味豊かなせいでしょう、身体が喜んでいるのを感じます。

このぜんざい、暖かい沖縄ですので氷とともに頂くのでしょうけれど(そして、それは確かに正解なのだと思いますが)、でも時折いわゆる小豆ぜんざいのように熱々のを食べたい衝動にかられます(笑)。氷あずきでなく、「ぜんざい」という言葉のイメージに私自身が強く縛られているせいなのだと思うのですが、言葉の持つ影響力にもちょっと驚かされますね。


氷を掘り起こし、やっとぜんざいにたどり着く。

伊覇そば
よく、ぜんざいを食べるのが「伊覇そば」というお店。もう顔を覚えられてしまったのか、二人で行って、食後にぜんざいを一つ注文したら、黙って取り分け用の器とスプーンを持ってきてくれました。
このお店に行くと、ぜんざいは毎回食べたくなってしまいます。でも沖縄そばだけを食べた後ならどうにか食べられますが、「そば定食」などを食べようものならとても無理。そば定食は大盛りのおかず(9種類から選ぶ)とご飯に、ほぼ一人前の沖縄そばがセットになっているんです。しかもそばには必ず三枚肉もかなり入っており、これを一人で食べきっていたら絶対太ってしまいます。このお店では「そば定食+ぜんざい」でも900円しかかかりませんが、それでもこういう食べ方は残念ながらなかなか出来ません。


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