2013-05-17

沖縄の路地裏と家の建て方

先日の新聞によると、沖縄に昨年作られた一戸建ての90%はコンクリート住宅でした。近くの古民家を利用した沖縄そば屋さん「屋宜家(やぎや)」(家が有形文化財に登録されている沖縄の雰囲気いっぱいのお店、おそばも美味しいですよ!)に、沖縄の伝統家屋の説明がありました。平屋の家を、台風であってもあまり風を気にしなくても良いように、緩い傾斜地を利用して家を立てるのだそうです。土地の段差をうまく利用して風のくる方向には屋根が突き出ないようになっており、家は地形の中に隠れるように建てられています。ですので、やぎやさんは看板や情報がなかったらまったく見つかりません。

我が家もそうですが、コンクリート住宅になってから、風をまともに受けるような家を建てるようになったようです。今や丘の上に家が沢山建っています。景色は良いですが、昔だったら風をまともに受けるような場所は避けられていたのでしょう。

別の言い方をすれば、昔だったら斜面を残し、その一部を削って平らにしたところに家を建てていたのが、今は逆に高い部分に合わせるように土を盛り、そこに突き出るように家を建てています。まるで競って丘の上の見晴らしの良い所に家を建てているような気もします。また、沖縄にはそんな丘が沢山あります。

沖縄の路地裏らしい石畳の道
この路地の写真を撮ったところも、手前に階段があり後ろは一段高くなっています。右の空き地に家を建てれば、理想的な沖縄の民家が建ちそうです。(ここは昔は家があった土地だと思います。)

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